MiracolareEnglishYoutubeinstagramfacebook
カテゴリ
Shop news
Desire to car
パーツ情報
Goods
Staff voice
Owner voice
イベント情報
English
雑誌記事
試乗記
お客様紹介
メンテナンス日記
サーキット日記
マフラーサウンド集

サイト内検索


カレンダー
<< 2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のコメント

新着記事一覧

社名 株式会社ミラコラーレ
郵便番号 〒233-0004
住所 神奈川県横浜市港南区港南中央通7-18
営業時間 10:00~19:00
定休日 火曜日、水曜日
電話番号 045-849-3031
FAX番号 045-840-4334
メール info@miracolare.co.jp

English




サイト最新情報をRSSリーダーのソフトにて受信できます。











BERTOCCHI
DMS Automotive
FORMULA DYNAMICS
Larini
 
サイクル事業部
Pedalist
ピナレロショップ青山
 
フィットネス事業部
総合格闘技ジム BELVA


記事詳細

マセラティクアトロポルテ不動メンテナンス(クラッチ交換)

2012年11月12日

マセラティクアトロポルテクラッチ交換

さいたま在中のT様。お車購入直後に簡易点検をさせて頂き、クラッチと
F1ポンプの早期交換をお勧めしたのですが、お忙しいとの事でメンテナンス
を実施しなかった所、車が動かなくなってしまった!とレスキューのご連絡を
頂き入庫となってしまいました。
今回は最近良く発生している、エンスト→エンジンが掛からなくなるトラブルに関してレポート致します。





1,症状
(1)走行中にエンストが発生する。
(2)エンスト発生後エンジンの再始動が出来ない。
(3)暫く放置するとリスタート可能になる。
(4)リスタート後(1)〜(3)を繰り返す。

今回はテスト走行中に交通量の多い交差点の真ん中で再現性が発生!
お客様の云うとおり、再始動が出来ずに後ろの人に車を押して貰い何とか
回避したのですが、最近同じトラブルで不動になってしまったクアトロポルテが立て続けに3台入庫しましたのでご注意ください。

では原因を含めて作業状況をレポート致します。

2,故障探求
(1)冷間時からのゼロスタートから暫くの間は正常動作を行う。
(2)エンスト後セルは廻るがエンジンが掛からない。

発進が出来ない、ギアが入らないというトラブルはありますが、エンジンが掛か
らなくなるトラブル正直は少ないです。
皆さん一番最初に思い浮かぶのが不動=カンビオポンプトラブルだと思いま
す。今回はカンビオポンプは動作していました。

その他直ぐに思い浮かぶ要因として
・バッテリートラブル  
・ECU関連
・電気廻り
・アース不良
・イモビトラブル
・ガス欠
等ではないでしょうか?

テスター診断を行った結果、ある箇所の異常を検知してECUからエンジンを
止めるように指示を出すことでエンストを起こし、更にその後故障箇所が正常
な状態に戻るまでエンジンの始動が出来なくなっていることが分かりました。

ECUからエンジンを止める信号が出力されるのは、今回のトラブルを含めて
いくつかありますが、クアトロポルテとクーペ系では違った箇所で発生します。

今回のトラブルの原因はこれでした。



これで80%位の方が分かったと思いますが、答えは後ほど。



クラッチ交換作業
 簡易点検実施時クラッチとF1ポンプは早々に交換した方が良い旨の
 アドバイスをさせていただいて頂いていたのですが、原因はF1ポンプの
 劣化によるものでした。ポンプが完全に壊れてしまうとドアロックを解除した
 時の「ウイーン」という高周波の音が全く聞こえなくなってしまいますが、
 今回は作動音は弱いですが、まだ動いておりました。
 動いてしまうため、ギアも入るのですが吐出圧が低いため、ECU側で異常を
 検知してエンジンを停止していたのです。

  ☆手前味噌ですが私達がF1ポンプの音を聞いて、そろそろ危ないですよと忠告させて頂き
    じゃあ後日又来ますとお帰りになったお客様は1ヶ月以内にほぼ100%止まっておりま
    すのでご注意ください。不動になってしまうと本当に大変ですのでお気をつけください。

 テスターを接続したまま、走行するとF1の油圧が正常な車と比較すると明ら
 かにおかしな数値を示していました。

又写真にようにスラストベアリングからのオイル漏れ、F1ポンプのオイル漏れ
も発生していました。スラストベアリングからのオイル漏れはシール不良が原
因であることが多いのですが、最悪ポンプ故障と同じ症状になるので交換を
お勧めしております。



マフラー、トルクチューブを下ろします。



ベルハウジングを外すとクラッチが見えてきます。



左:フライホイール 右:中心部がベアリングサポートフランジ

発進時の異音の原因になるパーツです。
写真で見ても劣化しているのが分かると思います。





交換したパーツ一式



摩耗したクラッチ



フライホイール、クラッチを交換します。



ベルハウジング内部のスラストベアリングなどを組み立てます。
手に持っているのはクラッチセンサーです。



センサーの磁石もオイル漏れでギトギトになっていました。



トルクチューブを実装していきます。



働く男の顔男前です^^



カンビオポンプを交換します。



以上でクラッチ廻りの交換は完了です。
一連の作業で無事エンストトラブルは修復できました。



ブレーキ鳴き
 ブレーキの鳴きがあまりに酷いので何とかしてくれませんか?と同時に依頼
 され鳴き止め施工を行ったのですが何をやっても音が消えません。
 装着されていたのは、ダストが出にくいパットでした。
 ダストが出にくいパットは、異音が出やすく効きもあまり良くないので当社で
 はあまりお勧めしておりません。

 お客様に確認したところ、過去にも何回も鳴き止め施工を行ってもダメなの
 でお勧めパットに交換してくださいとの事でしたので、プロジェクトμに交換さ
 せて頂きました。効きは純正の倍くらいで価格は半分ですのでお勧めです。
 ローターの状態によっては鳴くこともありますが、大きくは異音が出ませんの
 でご安心ください。
 




その他トランクダンパーの不良があったのでメンテナンスさせて頂き全ての
作業が完了です。T様ありがとうございました!
止まってしまった時等の大きなメンテナンス以外もお待ちしております^^











マセラティクアトロポルテのメンテナンス、クラッチ交換はミラコラーレに
お任せください。

お問い合わせは
Tel:045−849−3031
mail:info@miracolare.co.jp

まで遠慮無くお問い合わせください。


▲このページの先頭へ

recommend Parts サイトポリシー 個人情報保護方針 古物商の表示

Copyright(c) 2004-2024 Miracolare Co.LTD All rights reserved.