マセラティクーペ クラッチ交換
2013年07月21日
神奈川在中のT様。
222から歴代のマセラティを乗り継いでいる強者です。
昨年からクーペのメンテナンスをお任せ頂くことになりましたので、一気に
ご紹介致します。

作業内容
1,クラッチ交換
2,カンビオポンプ交換
3,エンジンマウント交換
4,チェックエンジン点灯
5,4輪アライメント
6,カンビオECU
ではクラッチ交換作業からご覧ください。
クラッチを交換する際はマフラーを含め下回りを全て取り外してから
行います。


トルクチューブ

左:ベルハウジング 右:交換前クラッチ


左:フライホイール 右:スラストベアリング


交換したパーツ一式
左から
フライホイール、クラッチセンサー、スラストベアリング、クラッチコンプリート
ボルト、バネ類、パイロットベアリング

左:フライホイール 右:クラッチコンプリート


メンテナンス前のスラストベアリング

全部ばらして組み立てていきます。


ベルハウジングに組み付けて


作業完了

続けてカンビオポンプを交換します。
本当に夏になるとポンプトラブルが急増します。
ウイーンと言う音元気良く聞こえていますか?

このお車も高速道路を走行中にギア抜けが発生し、何回か繰り返している
うちにギアが入らなくなってしまい、レッカーでの入庫となってしまいました。
ポンプの状態をテスターで確認します。
完全にポンプがロックしていたため、交換させて頂きました。
ポンプ交換時は極力ポンプリレーの交換を行うようお勧めしております。



右:カンビオホース
純正品は劣化の進行がとても早く、高額なためシリコーンでオリジナルを製
作致しましたが、私達の予想を遥かに超える数を交換させて頂きました。
最近これ以外のホースパンクによるトラブルが多く見受けられます。
こちらも純正品の価格が高く品質が良くないため、ワンオフ製作でオイルラ
インをご案内しておりますのでご安心ください。
お出かけ前にご自宅の駐車場を確認してみてください。
車両後側部分です。
完全に漏れ始めると、カンビオオイル油面低下のアラームが発生します。
そのまま乗り続けるとエアー混入により様々なエラーのが発生する危険性が
ありますのでご注意ください。


エンジンマウント交換
マウントがかんり劣化していた為交換しております。


新品のマウントと比較するとかなり潰れているのが分かると思います。


左:使用済 右:新品


ステアリングラックブーツ
パックリと切れておりました。
重要保安部品なので交換しております。



カンビオECU
変速速度を速く滑らかにするECUです。
アクセルレスポンスも良くなるため、パワーが上がったような感覚になりま
す。市街地での滑らかな変速は非常に運転しやすくなりますが、思った
ように決まるシフトダウンは一度味わってしまうと手放せなくなります。
装着後の動画はこちらをご覧ください。 →ここをクリック←


写真のサブコンをECUラインに割り込ませて作業は完了です。

以上で作業は完了です。
T様いつもありがとうございます。今後も宜しくお願い致します。
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