マセラティ クーペカンビオECU+カンビオポンプ交換
2011年05月01日
いつも素敵な奥様とお越しになられる都内在中のK様。
今回はカンビオECUとカンビオポンプの交換を施工しましたので
ご紹介させて頂きます。
カンビオECU
本当に多くの方に装着頂いているこのカンビオECU。
変速速度が本当に速く滑らかになります。
スポーツ走行でも効果は絶大ですが、街乗りでの乗りやすさにおいても効果
は絶大です。
市街地で変速の度に助手席の方の頭がガクンガクン動いているのが、動かな
くなります。
又シフトアップの都度、アクセルを抜くことでショックを軽減するような運転をさ
れている方も多いと思います。ECUを装着する事で、アクセルを踏んだままシ
フトアップ、ダウンしてもシフトショックが無くなりタコメーターとインジケーターを見ていないとシフトチェンジしたことが分からない程スムースな変速が可能に
なります。
装着したECUはこちらです。
装着後の様子はこちらの動画をご覧ください。
→ここをクリック←
カンビオポンプ
カンビオポンプにトラブルが発生すると最終的にギアが入らずに不動となりま
す。カンビオポンプの健康状態を確認するには日頃から耳を澄まして音を聞
いているだけで随分違います。
又トラブル発生時にポンプが作動しているかの確認も出来ますので日頃から
是非注意して正常時の音を覚えておいてください。
カンビオポンプの作動音は以下の時に聞くことが出来ます。
(1)リモコンにてキーロックを解除したとき
(2)ドアを開けたとき
リモコンでドアロックを解除したときは、「ウイーン」と長めの音
ドアを開けたときは「ウイー」と短めの音がなります。それぞれ高周波の音です。
100%この限りではありませんが、イニシャルスタートの時に長めになる傾向
にあります。
ポンプが弱ってくると起きる現象として
(1)ギア抜けする。
(2)シフトダウンの時に本来落ちる回転域で落ちにくい事がある。
(3)ニュートラルから1速へ入れるときギアが入りにくい
(4)上記で説明した「ウイーン」又は「ウイー」の音が低くなってくる。
そしてポンプが完全に作動しなくなると、「ウイーン」という音がしなくなります。
F1マチックはフェラーリでも同じような仕様ですがトラブルはマセラティ以外は
殆ど発生しません。
何故マセラティでトラブルが多く発生するのか・・・・
これはポンプから出るオイルラインが他の車と比較して長い為です。
ラインが長い分、ポンプに負荷が掛かり劣化するのが他車と比較して早く
壊れてしまっていると思われます。
では交換の様子をレポート致します。
カンビオポンプはリアのデフの下に付いています。
リフトに上げて見るだけで、交換履歴があるかすぐに分かる部分ですので
見た目で変色及び腐食が激しいようであれば交換をお勧めしております。
写真の左側の四角い形をしたのがカンビオポンプです。
そしてこちらがカンビオホース。
写真で見ても分かるように完全に亀裂が入っています。
まだ漏れはありませんが、かなりの比率で漏れている車両が多いです。
取り外したカンビオポンプとカンビオホース
カンビオホース
経年劣化によりこちらも殆どの車で亀裂が入っています。
こちらがオリジナルのカンビオホースです。
シリコン製ですので耐久性が上がり価格も純正品よりお安くなっています。
写真左:交換済みカンビオポンプ 写真右:新品カンビオポンプ
焼けて色が全然違うのが分かると思います。
これで作業は完了です。
K様ありがとうございました。
転勤で遠方に行かれてしまうとの事ですが、お近くに来られたときは
是非お立ち寄りください。
これらのお問い合わせは
株式会社ミラコラーレ
TEL:045−849−3031
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