マセラティグランスポルト 強化スタビインプレッション Part1
2011年04月02日
先日強化スタビを装着頂いたS様よりインプレを頂きましたのでご紹介
致します。

GSの足回りの一番の欠点は、底の浅いダンパーですが、これはsportモード
で解消で きるのでやはり深いロールです。
FD社の強化スタビに交換していただき、約1か月街乗りと首都高、第三京浜
〜横浜新道〜横横で乗ってきたインプレッションを報告させていただきます。
街乗りでは、減速からの右左折時のロールがかなり抑制され、視界が斜めに
なることなく曲がれて、安心できるようになりました。
首都高では、特に池尻の新しいジャンクションで効果が顕著に認められます。
これまでの印象は、あそこの大きなRのカーブでぐるぐる下降 していく際に、か
なり傾くので今にも外へアンダーで滑り出すのではないかと思ってしまうのです
が、これがなくなり、4輪すべてで接地感があり、ロールも少なめで視界が斜
めにならず、安心して踏んでいける印象です。
もしすべるならばフロントアウトするよりも、リアがアクセルオンで外へ出るとい
うか前が内側に巻き込んでいくのではないかという感じも出てきますので、意
外と安心です。
やはり、視界が傾かないのが私には一番重要なようです。

高速でのレーンチェンジや、一般道で隣のレーンの前の車と速度差があると
きに、その車がこちらに気が付かずにこちらの前に入ってきたときなどに、そ
の車のいたレーンなりに移ってその車のブロックをかわす様な動き、すなわち高速スラロームでの傾きも適切で、レスポンスよく収まります。
スキーでいえばウェーデルン(古い?)のようなショート(高速)スラローム動作もスムースで自然になりました。(切った後の沈み込みの停止が早く、反対への切り返りについていけるので、ハンド ル操作とのリズムがズレなくなりにく
い)
また、 高速のインターチェンジなどで、大きなカーブで側道から下りていくとき
に、路面に 鉄の継ぎ目が20-30センチあるところが時々ありますが、こういう
ところを雨の日に下って行く際にロールが深いと、その継ぎ目の上で横滑りし
たときに4輪の挙動が不安定になるので怖く感じます。
この強化スタビにしてからは、そういう「滑るはずのところ」で横滑りしてもフラ
ットな姿勢できれいに滑るので、安心して滑り終わるのを待てるようになりました。
すっとほぼ同時に水平すべりして、すっと4輪ほぼ同時に収まる。
これは楽しいです。
タイヤがどんなに良くても、足回りの柔軟さと剛性がないとタイヤの性能はあて
にな らないのですが、これのおかげで自分の履いているタイヤのサイドウォー
ルの剛性やトレッド面のグリップ力を肌で感じることができました。
まだ、山(峠)の下りを試せていませんが、都市部での運転に関しては、自分
の生活パターン内では非常によくなりました。

結局、正直言って「本来、初めからこうでなくてはならない」という印象で、これ
が本来のGSおよび4200Coupeのスタート地点だと感じました。
逆に言えば、このスタビによって何もどこも硬くもならないし、乗り心地も変わらず、何も失う物(犠牲にすること)はなく、得るものだけであると言えます。
足回りはここが基準(純正)で、「そのあとどうするか」であるべきで、これをや
らずして4200Coupe/GSは今だ完成車になっていないくらいだと思います。
カンビオECUについても同じ思いで、FD社のやっていることは、この車をただ「完成車にする」ことなのではないかと思ってしまいました。
S様インプレありがとうございました。
装着頂いたお客様からは予想以上の評価を頂いているこの強化スタビ
足回りが硬いのは嫌だけど曲がりやすい車にしたいと言う方にお勧めです。
この度クアトロポルテ、グランツーリズモ用もリリース致しました。
アンダーに振っているマセラティ全車が気持ち良く曲がるようになります。
そしてサスペンションが綺麗に動くようになるため直進安定性も良くなります。
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