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記事詳細

テスト走行後のタイヤ

2008年02月17日

グランスポルトをFISCOにて40分間テスト走行した結果、タイヤのサイドはヤスリで削られたようにボロボロです。



メーカー名と文字も削れてしまっています。
(注)写真では内側が削れていますが、エコのため左右でローテンションしています)







実はこのタイヤを履かせた車は、フルノーマルのグランスポルトなんです。
車載カメラで見ても、当社デモカーと比較すると挙動がまるっきり違います。
特に1コーナー進入時のブレーキングで車載カメラの景色が変わるほど、フロントがボトムします。(車載カメラのデータが見あたりません・・・)

ここまでサイドが削れてしまったのは、足廻りとタイヤのグリップのバランスが崩れてしまっているからです。
この状態ではタイヤの接地面積は驚く程少なく、タイヤを使い切っていない状態です。
多分外側1/3くらいしか使っていません。

ここで少しタイヤのお勉強を。。。。

今度BSから新たに発売されるRE11を例にタイヤのパターンと
走行中の接地面の関係を説明します。

ストリートユースのタイヤはSタイヤと違い様々な条件下で性能を発揮できなくてはいけません。
これを実現するためにRE11ではタイヤの外側と内側でパターンを
大きく変えることで対応しています。
POTENZA RE‐11
(写真はブリヂストンのサイトからお借りしました。)

市販車で一般道を走行する際、写真の左側(車体側)しか使用しません。
一方サーキット走行などの限界域で走行しているときは、写真の右側(外側)しか使用しないんです。

左側は一般道で雨等を考え排水性を重視したパターン。
右側はグリップを重視したパターンとなっています。

では限界走行中タイヤの接地面積を高くするための手法として、どのような方法が事があるでしょうか?

ヒントはレーシングカーです。
機会があったら是非一度正面からフロントタイヤをみてください。
一般の車と大きな違いに気づくと思います。

そうなんですタイヤの角度が違うんです。
フロントタイヤが俗にいわれる「ハの字」をきっていませんか?

これが「ネガキャン」とよばれているものです。

一時期国産車で「鬼キャン」と云われる言葉も流行りましたが、
ハの字にすることで、コーナリングのロールすることを前提にしたセッティングで接地面積を稼ぐようにしているんです。

そのネガキャンですが、グランスポルト、クーペでもノーマルの足回りのまま、
とある調整をするとネガキャンを切ることが出来るんです。
大きなモディファイは嫌だけどと言う方にお勧めのモディファイです。
これだけで走りが変わります。

今回はタイヤと足回りに関してお届けしました。
ご質問等ございましたら遠慮無くお問い合わせください。
お問い合わせはinfo@miracolare.co.jpまで。

ローダウン、ネガキャン、スペーサー、アライメント調整を一つにまとめたset販売も行っておりますので、お気軽にサービス岸までお問い合わせください。

野田


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