ガヤルドPJ その3 ブレーキ強化編
2008年02月11日
反響で応援のメール等多数頂き心からお礼申し上げます。
これからも車に対して真摯に向き合い、少しでもガヤルドが持つポテンシャルを引き出していく所存ですので、ご意見など賜れば幸いです。
では早速進捗状況をレポート致します。
本プロジェクトでは、フェーズを切り分けて
(1)基本性能をキチンと引き出すためのモディファイ
(2)より速く、安全にするためのモディファイ
と階段を上がっていくように、一つ一つテストを行いながら進めて行きます。
車のポテンシャルを測る上で良い車だね!といわれる基本は
・止まる
・曲がる
がキチンとこなせること。
一番重要なのはアクセルを踏んでいる時間を如何に長く出来るかです。
先回のおさらいになりますが、FISCOを5Lapしただけでノーマルのブレーキは
フェード+底付きが発生し、全開走行する前にテストが終了となった事からも、
まずは安心して全開走行出来る車にすることが一番の課題です。
以上から私達が一番最初に解決しなければならない部分=一番ネガな部分は
ブレーキと判断し、ブレーキの強化からスタートしています。
ノーマルのブレーキパットを確認すると。装着されている状態の目視からも明らかに駄目そうな雰囲気が漂っています。
取り外して見ると。
炭化しておりボロボロと砕ける箇所も
更に近づいてみると。
こんな状態でした。
なんでこうなってしまうのか、改めて検証してみました。
上の写真を見てください。
フロントバンパーの左右に大きなダクトがあります。
正面から見る限り強大なエアダクトがあるんだからブレーキラインにも
フレッシュな風が沢山行っていると思うでしょうが・・・・・・・
カバーの上から覗き込んでもラジエーターしか見えません。
分かりにくいので、バラして奥まで追いかけてみます。
正面から見る限り、全てのエアーはラジエータにしかいっていない様子です。
更に追いかけてみると
左端に小さなダクトが。
このダクトを追いかけて裏側を見てみると。
写真で見ると、正面からまっすぐ抜けているように見えますが
実際は下=地面に向かってエアーが抜けています。
これでは高速走行中にお腹にエアーが入ってしまうだけでは?????
更にタイヤハウスの中は
なんとラジエーター電動ファンの出口ではないですか。
これでは熱風が・・・・・・・・・
某パソコンメーカーを例に挙げると、CPUの真上に電動ファンの出口があったため、CPUが熱を持ち良くフリーズした経験がありますが。。。。。
先回FISCO走行後ブレーキ廻りから異常な程の熱量とキンキン音が出ていたのはこの辺に原因があるのではないかと。
ブレーキラインにフレッシュエアーがいってないと思います。。。。。
試しに、こんな物をワンオフで装着してみました。
(次回のテストではこのエアーダクトは装着しないで行います)
ブレーキパット完成
(試作段階ですのでテスト走行完了まで市販できませんのでご注意ください)
マセに装着してフィーリングが一番お気に入りのパットメーカーに、パット開発を依頼した所早速完成したので装着してみました。
装着後430チャレンジでフェラーリトロフィーに参戦している方に、
テスト走行してもらった所以下のコメントをもらいました。
「悔しいけど、フェラーリより効く」と・・・・最高の褒め言葉です。
更にブレーキオイルを今一番お気に入りのオイルに交換し
基本的な作業は完了です。
この基本カスタマイズでノンストップで30分以上FISCOを走れるようになるのか???
近日中にFISCOにてテストを行います。
テスト結果は次回お届けしますのでお楽しみに!
by 野田