サーキット走行時のタイヤ温度
2007年12月17日
先日一般道走行時のタイヤの空気圧と温度に関してレポートしましたが、今回FISCOにて走行した際のデータ取りを行いましたのでレポートします。
一般道でのレポートはこちらから
外気温 7℃
路面ハーフウエット(途中からライン上のみドライ)
イニシャル空気圧 1.9k(四輪共)
充填物 通常の酸素
タイヤ:BS 01R
走行を開始して20分経過で何とアラームが点等!
その時の温度はなんと86℃まで上昇しました。
水であればもうすぐ沸騰する温度です。
路面との接地、ブレーキからの熱伝導等でかなり高温まで上昇します。
この温度まで上昇すると流石にタイヤが垂れてきたというのが明確に分かり、コーナーではテールがズルズルと流れます。
走行中の写真は撮れませんので、Pitに帰ってからの写真は携帯での撮影の為醜いですが
77℃ 64℃
64℃ 64℃
まで上昇しています。
圧力は
この時点では最高で2.53kですが走行中は2.6kまで上昇します。
pitで走行前にエアーを抜いている光景を目にしませんか?
ここまで空気圧が上昇してしまうと、跳ねてしまい走行に支障がでてしまいます。
特にFISCOの場合右コーナーが多いので、左前輪に負荷が掛かりやすい傾向にあります。
この後寒冷時に以下の空気圧にセットすると
左前輪 1.70 右前輪 1.73
左後輪 1.75 右後輪 1.75
8lap全開で走行してもタイヤ温度は 76℃までの上昇で済み、空気圧も最高で2.4kまでの上昇で済み跳ねも抑える事が出来ました。
一般道では40℃までしか上昇しませんが、サーキットでは走行前に空気圧の管理をキチンと行わないと、タイムだけでなく安全面でも問題が発生します。
たまに走行前に空気圧も確認せず、走る方を見かけますがレース時は無論、走行会でも必ずエアのチェックを行ってから走るようにしましょう!
トランクにエアゲージを積んで置く事をお勧めいたします。
小さな物も販売されていますので、Netで探してみては如何ですか?
Noda