BertocchiサスペンションKit Street Ver
2006年06月07日
試作品が完成しシェイクダウンをFISCOで行ったのでその結果とfellingをレポートします。
今回の足廻りの基本コンセプトは、マセラティらしさを活かしながら硬すぎず、しなやかにstreetユースを
中心に考えながらも、走行会レベルではサーキットでも楽しくそして速く走れる足回りということで開発を
行っています。
ノーマルの足はバタつきが多く、streetでも発進時と低速コーナーでリアの挙動の収まりが悪く何とかしたい
というのが開発のきっかけです。
ショックは12段階調整機能付き、バネレート Front 11k Rear 6.3kとあくまでもstreetにターゲットを
おいています。レース及びサーキットをメインにする場合はバネレートの変更で対応可能です。
1、ストリートユース
ショックのセッティングはフロント、リア共に一番硬い状態から8段戻した状態でスタート。
走り出すと足を変えたことがすぐにわかります。硬さは全く感じず懸案事項であったバタつきもすっか
り解消され、助手席に乗っていても路面に吸い付くような感じで不快感は全くありません。
路面の荒れを乗り越えるときも、初期の嫌な突き上げがなく、上下のゆれもピタッと1回で収まります。
ハンドリングは初期応答性が抜群に良くなり、切り込むとリニアにノーズが入り、軽快に走れます
2、高速
一般道では硬さ、走りの両面とも合格点ですが高速に乗った瞬間にダメと言う足も結構あります。
良くあるのが一般道では良いのですが、高速に入るとコーヒーが飲め無いくらい硬さを感じ、突き上げ
により内臓が痛くなるような足も多いです。ここらあたりを中心にテスト本番です。
高速に入ってもしなやかな足は変わらず、ギャプを乗り越える都度リズミカル&軽快に走っていきます。
言葉で表現するのは難しいですが、いままで高速を走っているとギャップを乗り越えるたびに
「と〜ん」「とーん」うにゃうにゃみたいな感じで収まりが悪かったのが
「とん」「とん」「と」とまさにピッタと足が納まります。←この「と」が重要なんです、」
拙い文章なので伝わりにくいと思いますので、デモカーに是非一度乗ってみてください・・・・
足が硬くなり、タイヤも太くなったので進安定性(わだちにハンドルを取られる)のを心配してい
たのですが、これも全く気にならずに、手放運転も可能な程安定性があります。
ハンドリングも一般道と同様とても軽快で、かなりの速度域でのスラロームも容易に出来ます。
低速コーナーでは一般道と同様リアのバタつきが解消され、切ったら切った分だけノーズが入り込み、ま
るでボーイズレーサーに乗っているかのような錯覚を起こすほどです。
高速コーナーでは跳ねと突き上げが無く、安心してアクセルを踏んでいけます。
デモカーではアンダー傾向にセッティングしたのですが、過重移動をしっかりと行えばどんなところ
でもグイグイと面白いように曲がっていきます。
このようにストリートでは全く問題無く、合格となった足廻り。
次回はサーキットでのテスト結果を報告します。
一般道で満点な足=サーキットではどうなのか??????と心配しつつレポートは後日報告します。