グラントゥーリズモ 4.2L AT タペットカバーパッキン+エンジンマウントメンテナンスレポート!
2018年12月10日
グラントゥーリズモ 4.2L AT タペットカバーパッキン+エンジンマウントメンテナンスレポート!
高速走行中にハンドルから振動が発生してしまう「シミー現象」が発生しているので、見てもらえませんか?とのご相談を頂き、ご来店頂きました。点検の結果を元に、タイヤ交換やアライメント調整を実施させて頂きました。
また、点検中にタペットカバーからのエンジンオイル漏れや、エンジンマウントの劣化など、安全に走行する上で重要な箇所のメンテナンスが必要な状況でしたので、今回同時にタペットカバーパッキン交換とエンジンマウント交換をさせて頂きました。メンテナンスの様子をご紹介いたします。
~メンテナンス箇所~
1、フロントタイヤ交換+アライメント調整
2、タペットカバーパッキン交換
3、エンジンマウント交換
安全に走行する上で需要な箇所をメンテナンスさせて頂きました。
1、フロントタイヤ交換+アライメント調整
今回のご相談頂きました「ハンドルの振動」のトラブルは多くの原因が考えられます。
主な原因は「タイヤの編摩耗やホイールバランスの乱れ」や「アライメント値のずれ」などが考えられますが、走行距離や経過年数によってはサスペンションアームのガタやサスペンション本体の劣化なども考えられる為、故障探究が難しい箇所でもあります。
点検の結果、サスペンションアームの不良などに不良はありませんでしたが、タイヤの編摩耗やアライメント数値がズレていたため、タイヤ交換と、アライメント調整を実施させて頂きました。
タイヤ交換、ホイールバランス、アライメント調整を行ったことで、高速走行でも安定して走れるようになりました。
「速度に合わせてハンドルから振動が起こる」、「高速で安定して走れない」、「まっすぐ走ってくれない」など、クルマの動きに関してお悩みの方はまずご相談下さい。
ミラコラーレではオリジナルのアライメントデータをご用意しております。車種ごとはもちろん、入庫頂きましたお車を実際にテスト走行を行い、車両に合わせてセッティングを行います。
アライメントをしっかりセッティングをすることで、高速走行時やコーナー時でのクルマの動きが大きく変わり安心して走行することができます!
2、タペットカバーパッキン交換
点検を行う中でリフトアップした際、エンジンのタペットカバーパッキンからエンジンオイル漏れがが見つかりましたので、同時にタペットカバーパッキン交換をさせて頂きました。
タペットカバーはエンジン上部に装着されるブルーのヘットカバーです。今回はタペットカバーとエンジン本体のつなぎ目からエンジンオイル漏れが発生していました。
タペットカバーのすぐ下にはエキゾーストマニホールドやフロントマフラーが装着されており、走行中は高温になります。高温となったエキゾーストマニホールドやマフラーに漏れたエンジンオイルが付着すると発煙や異臭の原因になります。最悪の場合車両火災に発展するケースもありますので、オイル漏れが発生している場合はメンテナンスすることを強くお勧めしております。
グラントゥーリズモのタペットカバーパッキン交換にはエンジンルーム内のカバーやカウルトップを取り外さなければなりません。エンジンルーム内のカバー、カウルトップを取り外し、エンジンへ繋がる補機類を取り外します。
タペットカバーが取り外されました。
タペットカバーのクリーニングとパッキンの交換を行います。
タペットカバーはカバー外側、エンジン内部、パッキンと接する部分の全てのクリーニングを行います。
タペットカバーのクリーニング後、新しいパッキンを装着し、エンジン本体に装着していきます。
ピカピカのタペットカバーが装着されました。
補機類を組み付けていきます。
タペットカバーのメンテナンスに加えてスパークプラグも同時に交換させて頂きました。同時に施工することで工賃を抑えることができ、メンテナンスコストを抑えることができますので、ミラコラーレでは必要な場合はスパークプラグを同時に交換させて頂いております。
8気筒分すべてのスパークプラグを交換させて頂きました。
それではメンテナンス後のエンジンルームをご覧ください。
鮮やかなブルーのタペットカバーがエンジンルームを華やかにしてくれます。
エンジンルームを見るのも楽しみになりますね!
もちろんエンジンオイル漏れもしっかり直りましたので安心して走行することができます。
3、エンジンマウント交換
テスト走行中、脚廻り以外からも振動を感じます。エンジン回転数と共に振動が酷くなるような感覚です。
エンジンマウントを点検したところ、エンジンマウントが劣化していましたので、エンジンマウントの交換をさせて頂きました。
エンジンマウントはエンジンを支え、アイドリング時はエンジンの振動を吸収するなどクルマにとって重要な役割を担っています。常に数百Kgのエンジンを支えている為、定期的にメンテナンスが必要なパーツです。
エンジンマウントが劣化するとエンジンの振動を吸収することができず、車内への振動や発進時の異音などの原因になります。また、マウントが劣化により潰れてしまうことでエンジン搭載位置が下がってしまい、ハーネスやホースなどの補機類が引っ張られ、断線や破損などの二次災害に繋がるケースもあるため注意が必要です。
エンジンを支えるステーからエンジンマウントを取り外し、交換を行います。
フロントマフラーを取り外し、エンジンを少しずつ持ち上げます。
エンジンとステーが完全に持ち上がったところでエンジンマウントを交換します。
新しいエンジンマウントを装着し、エンジンを元に位置に降ろしていきます。
交換したエンジンマウントと新品のエンジンマウントを比べると、エンジンマウント高さが全く違います。
取り外したエンジンマウントはゴム部分が劣化し、潰れてしまっています。エンジンの搭載位置が下がると共にしっかとエンジンの振動を吸収することができない状態でした。
エンジンと車両側をしっかり固定し、エンジンマウント交換は完了です!
メンテンス後は走行時はもちろん、アイドリング時もエンジンからの振動が少なくなり、快適に走行することができる様になりました。
今回はハンドルからの振動がするということでご相談を頂きましたが、あらゆる視点から点検を行い走行する上で重要な部分も同時にメンテナンスさせて頂きました。
グラントゥーリズモをはじめ、マセラティのメンテンスの事なら経験豊富なミラコラーレにお任せ下さい!
この度は入庫頂きありがとうございました!
今後もよろしくお願い致します!
株式会社ミラコラーレ
横浜市港南区港南中央通7−18
Tel:045-849-3031
mail:info@miracolare.co.jp
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