クーペ カンビオコルサ ロボタイズユニット交換レポート!
2018年10月06日
マセラティ クーペ カンビオコルサ ロボタイズユニット交換レポート!
クーペ カンビオコルサにお乗りのK様。メーター上にカンビオオイルの量が少ない事を表す「カンビオオイルレベルエラー」表示されてしまうトラブルにて入庫頂きました。
点検の結果、ギア操作を行うロボタイズユニットからカンビオオイルが漏れている事が分かりましたのでロボタイズユニットの交換をさせて頂きました。メンテナンスの様子をご紹介いたします。
カンビオオイルが漏れ続けてしまうと、ギアの操作はもちろんクラッチの断続などもできなくなってしまう為、お車が不動となってしまいます。
ロボタイズユニットやカンビオポンプなどのカンビオシステムはセミオートマ車にとって重要な役割を担っている為、しっかりとメンテナンスを行う事が重要です。
クーペをはじめマセラティのセミオートマ車はリアの限られたスペースにトランスミッションやカンビオユニットなどがぎっしり装着されているため、そのままメンテナンスを行う事はできません。
メンバーを取り外し、トランスミッションの位置を変えながらメンテナンスを行います。
装着されているロボタイズユニットを見ると、カンビオオイルが漏れているのが分かります。
ロボタイズユニットをトランスミッションから取り外します。
ロボタイズユニットが取り外されました。
ロボタイズユニットはギア操作を行うパーツです。ユニット内にはカンビオオイルが流れ、ギア操作を行う走行中は休むことなく作動しています。
取り外したロボタイズユニットを分解すると、本来カンビオオイルが入らない部分からカンビオオイルが大量に流れ出てきました。
ギア操作を行うシリンダーのパッキンが劣化したことによりカンビオオイル漏れが発生していました。
オイルまみれになったパーツから、多くの量のカンビオオイルが漏れ出していたのが分かります。
パッキンのみを交換できればよいのですが、残念ながらパッキンのみの部品供給はありませんので、ロボタイズユニットの交換を行います。
写真上側のパーツが取り外したユニット、写真下側が交換するユニットです。
ホース類、センサー類を移植していきます。
カンビオオイルが通るホースは規定トルクでしっかりと組み付けを行います。
ギアの位置を測定するギアポジションセンサーも取り付け、いよいよ車両に装着していきます。
ロボタイズユニットがトランスミッションに装着されました。
カンビオオイルを補充し、カンビオライン、ロボタイズユニット内のエア抜きを行います。
カンビオオイルにエアーが入ってしまうと「ギアの操作不良」や「走行中のギア抜け」などの原因になりますので入念にエア抜き作業を行います。
エア抜き作業後、動作確認、カンビオオイルの量などをチェックし、メンテナンスは完了です!
ロボタイズユニットやカンビオポンプなどカンビオシステムはセミオートマ車において重要な役割を担っているため、ミラコラーレでは定期的にカンビオシステムのメンテナンスを行う事をお勧めしております。
カンビオシステム(F1システム)のメンテナンスは経験豊富なミラコラーレにお任せ下さい!
「メンテナンスした覚えがない」や「最近ギアの入りが遅い、ギアが入らない事がある」などメンテナンスのご相談などもお気軽にお問い合わせください。
この度は入庫頂きありがとうございました!
今後もよろしくお願いいたします。
クーペ・グランスポルトなどマセラティ4200系のメンテナンス、カスタマイズはミラコラーレにお任せ下さい!
株式会社ミラコラーレ
横浜市港南区港南中央通7-18
Tel:045-849-3031
mail:info@miracolare.co.jp
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