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社名 株式会社ミラコラーレ
郵便番号 〒233-0004
住所 神奈川県横浜市港南区港南中央通7-18
営業時間 10:00~19:00
定休日 火曜日、水曜日
電話番号 045-849-3031
FAX番号 045-840-4334
メール info@miracolare.co.jp

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マセラティ クアトロポルテ クラッチ交換日記!

2018年08月05日

マセラティ クアトロポルテ クラッチ交換日記!
 
今回ご紹介のクアトロポルテは走行中にエンジンが止まってしまい不動となってしまった為、レッカー入庫頂きました。
点検を行うとバッテリー電圧は正常ですがセルモーターが全くまわりません。インターロックがかかりエンジンが始動できない様子です。センサー系の点検を行ったところF1センサーの不良であることが発覚しました。
今回はF1センサー交換を含むクラッチ周りのリフレッシュをさせて頂きましたので、ご紹介いたします。
 
 
F1センサー交換にはマフラー脱着、トランスミッション脱着、トルクチューブ脱着、ベルハウジング脱着とクラッチ交換と同等の作業が必要になります。
クラッチを確認した所、クラッチ残量も少なくなっていることからクラッチ交換も同時に施工させて頂きました。
 
 
~主な交換部品~
◎クラッチコンプリート
◎フライホイール
◎パイロットベアリング
◎スラストベアリング
◎F1センサー
 
それでは作業の様子をご覧ください。
 
 
マセラティのクラッチ交換はマフラー、トランスミッション、トルクチューブを取り外さなければなりません。
 
 
トランスミッションを車両から取り外します。
 
 
トルクチューブも取り外します。
 
 
 
続いてクラッチが収まっているベルハウジングの取り外しに入ります。
 
 
ベルハウジングを取り外すとようやくクラッチ本体が顔を出します。
いよいよパーツの交換作業に入ります。
 
◎クラッチコンプリート交換
 
 
クラッチディスクを見ると摩耗し、残量が少なくなっているのが分かります。
 
 
クラッチディスクはブレーキパットなどと同じように残量が半分を切り始めたあたりから、摩耗スピードが速くなる傾向にあります。
新品のクラッチコンプリートに交換します。
 
◎フライホイール

 
クラッチコンプリートの奥にはフライホイールが装着されています。
 
 
装着されていたフライホイールは使用する過程で熱が入り、表面はところどころ斑模様ができています。
斑模様が入っている箇所は表面が僅かに歪んでおり、ジャダーなどの原因になるため交換していきます。
 
 
新品パーツと比較すると表面の滑らかさが違うのが写真からも分かります。
 
◎パイロットベアリング
 
 
フライホイールのさらに奥にはパイロットベアリングが装着されています。
パイロットベアリングはクラッチコンプリート、フライホイールの中心を通るメインシャフトを支えています。
パイロットベアリングの劣化は走行時(特に発進時)の異音などの原因や最悪の場合ベアリングがロックしてしまう事もあります。
 
ベルハウジングやクラッチ、フライホイールを外すことは滅多にありませんので、隅々までしっかりメンテナンスを行います。
 
 
古いパイロットベアリングを取り外し、新品パーツを組み付けていきます。
 
 
パイロットベアリングの交換後、フライホイール、クラッチコンプリートを交換し組み付けていきます。
 
 
各部を規定トルクで締め付け、マーキングを行います。
 
 
最後にクラッチコンプリートを装着し車両側のメンテナンスは完了です!
続いて車両から取り外したベルハウジング側の作業を行います。
 
 
◎F1センサー
 
今回お車が不動となってしまった一番の原因であるF1センサー(クラッチセンサー)です。F1センサーはクラッチの位置を測るセンサーです。
通常エンジンスタート時はクラッチを切った状態でスタートします。しかしF1センサー不良の場合、正確なクラッチの位置が分からない為、安全の為インターロックがかかりエンジンを始動させることができなくなります。
 
 
オレンジ色のハーネスが本体から出ているのがF1センサーです。新しいパーツに交換していきます。
 
◎スラストベアリング
 
スラストベアリングは実際にクラッチの断続を行う部分です。スラストベアリングは油圧によって作動していますので、劣化し破損するとオイル漏れを起こしてしまう場合があります。
過去に弊社にもスラストベアリングからのカンビオオイル漏れにてレッカー入庫頂いたケースが何件かございました。。。
 
 
スラストベアリングがスムーズに動作するように丁寧に組み付けていきます。
 
 
メインシャフトをグリスアップし、ベルハウジング側もメンテナンス完了です!
車両に組み直していきます。
 
 
 
 
ベルハウジング、トルクチューブ、トランスミッションと順番に復元していきます。
 
 
各部の組み付け完了後、テスターにてカンビオラインのエア抜きを行います。
 
 
マフラーや遮熱板、プレートなど全てを元通りに復元し、クラッチ交換は完了です!
 
 
クラッチ周りをリフレッシュしたことにより、エンジン始動はもちろん発進時や変速時などもスムーズに走行出来る様になりました。
クラッチのみではなく、周辺のパーツやセンサーなどをしっかりメンテナンスすることで、安心してドライブできるとともにメンテナンスコストを抑えることが可能です。
 
この度は入庫頂きありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたします。
 
クラッチ交換はもちろんマセラティのメンテナンス・カスタマイズは経験豊富なミラコラーレにお任せ下さい!
 
 
 
 
 
 
株式会社 ミラコラーレ
横浜市港南区港南中央通7−18
Tel:045-849-3031
Mail:info@miracolare.co.jp

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