マセラティクーペ一般整備+内装ベトベト修理
2012年02月03日
神奈川在中のA様。
一般整備に合わせて内装のベトベト修理を施工致しましたのでご紹介
致します。
今回の整備内容は以下の通りです。
1,内装ベタベタ修理
センターダッシュボードエアノズル
センターダッシュアウトレット
2,カンビオポンプ交換
3、エンジン、ミッションオイル交換
4,ウオーターポンプ冷却水漏れ
5,タイヤ交換
1,内装ベタベタ修理
最近本当に増えている内装のベタベタ。
オーナー様も最初は汚れだと思ってタオルで拭いてしうケースが多いのですが
拭いてしまうと繊維がこびりついて、余計汚くなくなってしまいますので決して
タオルなどで拭かないよう注意してください。
写真は一番酷かった「ダッシュボードエアノズル」です。
写真からもベトベトが伝わると思います。
下が新品です。
装着するとこの通り。
一番目に付く部分なのでやっぱり綺麗だと良いです。
そして次にベトベト比率が高いのが同じくエアコンの「センターダッシュエア
アウトレット」丸いエアーが出てくる丸い部分です。
指紋が残っている車も良く見かけます・・・・・・・
今回はこの2箇所でしたが、パネル部分に関しましてはユニット交換となって
しまうため非常に高価です。現在コストを抑えた方法を検討中ですが、文字の
部分をどうするか悩んでいます。
2,カンビオポンプ交換
お車お預かりしたときにカンビオポンプの音が弱かったこと、過去の交換履歴
が無かった事から、不動になってしまう前に予防整備させて頂きました。
ポンプが元気な時の音は「ういーーーーーーーん」と高周波の音がします。
元気が無くなってくると「うい、、、ん」「うい・・・」と音が弱々しくなってきます。
ドアを開けた時又はドアロック解除時にボディー下部から聞こえてくるのが
カンビオポンプの音です。
カンビオポンプはトランスアクスルの手前に付いているのですが、フェラーリと
比較するとポンプ交換サイクルが短い傾向にあります。
これはポンプからクラッチまでの圧送距離が長いため、負荷が掛かるためと
思われます。交換の目安は走行距離よりも年数でが基準となります。
およそ5年くらいでの交換をお勧め致します。
交換履歴は記録簿を見れば記載されていますので一度確認していてください
。
写真左:カンビオホース
右: カンビオポンプ
ポンプを外すとかなり焼きが入っていました。
黄金色に焼けているのが分かると思います。
左の新品と比較すると色の違いが明確です。
カンビオポンプが不良になると以下の症状が発生します。
1,走行中にギア抜けが発生する。
2,ニュートラルから1速へのギアが中々入らないことが多い。
但し上記2点はまだ走行可能です。この状態を放置しておくと
・シフトチェンジが出来なくなる。
・ギアが入らなくなる。
そして完全に不動になってしまいます。
早いときはギア抜けが連続して発生してから、5分程で完全に不動となった
事を私自身が経験しています。
最悪なのがギアが入ったままの状態でポンプの故障が発生した時です。
車を押すことも牽引することも出来ませんので、走行中にギア抜けが連続して
発生した時は安全な場所に車を止めてレスキューを呼ばれるのが一番です。
何故か発生する場所は交差点、高速道路で起きる可能性が高いです。
又夏に多発する傾向にあります。
まれにポンプリレーの不良で同様に症状が出ます。
リレーとの判別で一番解りやすいのは、クーペ系ではカンビオポンプの
メガフューズがほとんどの場合切れていますので第一段階での切り分けは
フューズを確認してください。
クアトロポルテはフューズが切れていないことが多いのでポンプ直結で
動作確認しております。
タイヤ交換
今回はピレリ NEROをチョイスしました。
これで今回の作業は完了です。
お車の写真を取り忘れてしましいました・・・・・・・
T様今度ご来店時改めてお車の写真撮影をさせて頂きたくお願い致します。
今後も宜しくお願い致します。
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