マセラティクーペクラッチ
2011年11月14日
マセラティクーペクラッチ交換
都内在中のK様。
車検入庫時にクラッチが滑りが出ていた為、今回交換させて頂きましたの
でご紹介致します。
オーナー様も何かつながりがと薄々は感じていたようですが、毎日乗られてい
ると意外に気がつかないものです。
症状として一番分かりやすいのが発進時のつながりと全開時のシフトアップで滑りが確認できます。
では交換の様子をご覧ください。
リフトアップして下からクラッチ板を覗くとおおよその残量が分かります。
ツインプレートの為、ディスクは4枚ありますが、下からでは全部が見えるわけ
ではありませんのでご注意ください。
マフラーを外します。
綺麗に焼けているのはBERTOCCHIフロントセンターマフラーです。
トルクチューブを下ろします。
交換準備完了です。
ベルハウジングを取り外すと、クラッチが見えてきます。
クラッチを取り外すと、フライホイールが顔を出します。
一見キチンとスリットがあるように見えますが、爪が引っかからないくらい
摩耗していました。
クラッチを縦から見た図ですが、この写真でも減っているのが
分かると思います。
フライホイールを取り外して完了です。
交換するパーツ一式。
パイロットベアリングを交換します。(写真青丸部分)
発進時の「フォー」と云う異音はここから発生します。
フライホイール装着
クラッチコンプリート装着
スラストベアリング廻りを組み立てます。
写真は交換前のパーツです。
スラストベアリングも新品と比較するとかなり劣化しているのが分かると
思います。
ベアリングサポートフランジ
ここの組み方一つでクラッチのつながりが大きく違ってきます。
組み上がったパーツをベルハウジングに装着します。
写真下中央部分がベルハウジングです。
ベルハウジングを装着し、トランスアクスルとトルクチューブを
接続したらマフラーを装着して作業完了です。
交換後のクラッチ
納車後K様よりコメントを頂きましたのでご紹介致します。
「帰り道に早速、クラッチの交換の効果を体験できました^^
車が軽く感じます。本当に、交換してよかったと思います。
この感触は、感動です!
これまで、車が重いなーと思っていたのは、すべてクラッチのせいだったの
かと痛感しましたシフトアップも滑らかだし、別な車になってます
本当に気に入りました。今の車が、これまでで、最も好きな感じです。
早めに交換すればよかったと、後悔もあります。。
それでは、また宜しくお願いします」
K様ありがとうございました。
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