グラントゥーリズモS タイミングバリエーター交換レポート!
2022年02月12日
グラントゥーリズモS タイミングバリエーター交換レポート!
2009年モデルのグラントゥーリズモ S MC-Shift。エンジン始動時に「ガチャガチャガチャ…」と異音が発生しておりました。これはエンジン内部のタイミングバリエーターが内部破損することによって起こる症状です。タイミングバリエーターの不良はエンジン不調の原因となり、エンジン不調が続くとエンジンへのダメージも蓄積されます。
最悪の場合二次災害やエンジンブローなどのトラブルの原因にもつながるためしっかりとメンテナンスすることが重要です。今回はタイミングバリエーター交換の様子をご紹介致します!
◎タイミングバリエーター交換
エンジンをかけた際、「ガチャガチャガチャ…」や「バリバリバリ…」と異音が発生しまう症状。
エンジンのバルブタイミングを制御するタイミングバリエーターの内部破損が原因で発生するトラブルです。
特に一晩お車を止めて翌朝エンジンをかけるときなど、エンジンが完全に冷えている状態ではまるで「エンジンブローでは?」と少しビックリしてしまう様な異音が発生するケースもあります。
またタイミングバリエーター不良の症状が進行すると、エンジン始動時だけでなくアイドリング時のバラつきやブリッピング時のバラつきなどエンジンの調子が悪くなります。そのまま不調の状態で走行を続けるとエンジンへダメージを与えてしまい、カムシャフトエンジンなどエンジン内部のパーツの交換が必要になる場合があるため異音の発生など症状が進行した場合は早めにメンテナンスをすることをお勧めしております。
2009年モデルのグラントゥーリズモ S MC-Shift。エンジン始動時に「ガチャガチャガチャ…」と異音が発生しておりました。これはエンジン内部のタイミングバリエーターが内部破損することによって起こる症状です。タイミングバリエーターの不良はエンジン不調の原因となり、エンジン不調が続くとエンジンへのダメージも蓄積されます。
最悪の場合二次災害やエンジンブローなどのトラブルの原因にもつながるためしっかりとメンテナンスすることが重要です。今回はタイミングバリエーター交換の様子をご紹介致します!
◎タイミングバリエーター交換
エンジンをかけた際、「ガチャガチャガチャ…」や「バリバリバリ…」と異音が発生しまう症状。
エンジンのバルブタイミングを制御するタイミングバリエーターの内部破損が原因で発生するトラブルです。
特に一晩お車を止めて翌朝エンジンをかけるときなど、エンジンが完全に冷えている状態ではまるで「エンジンブローでは?」と少しビックリしてしまう様な異音が発生するケースもあります。
またタイミングバリエーター不良の症状が進行すると、エンジン始動時だけでなくアイドリング時のバラつきやブリッピング時のバラつきなどエンジンの調子が悪くなります。そのまま不調の状態で走行を続けるとエンジンへダメージを与えてしまい、カムシャフトエンジンなどエンジン内部のパーツの交換が必要になる場合があるため異音の発生など症状が進行した場合は早めにメンテナンスをすることをお勧めしております。
写真のパーツがタイミングバリエーター本体です。
エンジン内部のカムシャフトとタイミングチェーンの間に装着されエンジン作動時は常に動作しバルブタイミングを調整しています。今回はこのバリエーター本体が内部破損を起こしている為エンジンを分解してメンテナンスを行います。
バリエーター交換時にはエンジンを細かく分解し、バルブタイミングも再調整するためメンテナンス後はエンジンもきれいに吹け上る様になります!またフロントカバーパッキンやタペットカバーパッキンなどのパッキン類も全て交換しエンジン周りのリフレッシュを行います。
それではメンテナンスの様子をご覧ください。
タイミングバリエーターはエンジン内部に装着されている為、ワイパーモーターやカウルトップ、エアクリーナーなどの装着されているパーツを取り外していきます。
サージタンクやタペットカバーなども取り外していきます。
タペットカバー、フロントカバーを取り外すとカムシャフトやタイミングチェーンなど普段は見ることができないエンジン内部のパーツが姿を現します。
普段は点検が難しい箇所ですのでバリエーターの他に不具合箇所がないかチェックを行いながら作業を進めます。
すると、、、
エンジン下部からなにやら破損したパーツが出てきました。。。
破損個所の確認と共に他に破損個所や異物が無いか急遽点検を実施致しました。
エンジン内部は非常にデリケートなため各部入念にチェックを行います。
チェックの結果タイミングチェーンを支えるガイドが破損している状態でした。
ガイドのすぐ下にはオイルポンプがあるため万が一破損したパーツの破片などががポンプに入り込んでしまうとポンプロックを起こしエンジンブローを起こしてしまう可能性もありました。
重大トラブルに繋がる前に発見することができ良かったです。
今回バリエーター交換と同時にチェーンガイドを交換致しました。
それではいよいよバリエーター本体の交換を行います。
タイミングチェーンを取り外しカムシャフトからバリエーターを取り外します。
写真右側が取り外したバリエーター、写真左側が新品パーツです。
タイミングバリエーターはこのバリエーター本体が内部破損を起こすことでエンジンをかけた際に「ガチャガチャガチャ」と異音が発生します。また内部破損しているため正常にバルブタイミングの切り替えができず、アイドリング不調などのトラブルが発生します。
新品のバリエーターが装着されました。
パーツ交換後はバルブタイミングを調整していきます。
タイミングバリエーター交換はこの作業が一番重要といっても過言ではありません。
非常に細かい精度での調整が必要になりますが、しっかりとセッティングができると組み上げた時にきれいに吹け上る気持ちがいいエンジンに生まれ変わります。
バルブタイミングの調整後はフロントカバーなど取り外したパーツをエンジンに組み付けていきます。
今回はサーモスタットなども一緒に交換致しました。
それではいよいよバリエーター本体の交換を行います。
タイミングチェーンを取り外しカムシャフトからバリエーターを取り外します。
写真右側が取り外したバリエーター、写真左側が新品パーツです。
タイミングバリエーターはこのバリエーター本体が内部破損を起こすことでエンジンをかけた際に「ガチャガチャガチャ」と異音が発生します。また内部破損しているため正常にバルブタイミングの切り替えができず、アイドリング不調などのトラブルが発生します。
新品のバリエーターが装着されました。
パーツ交換後はバルブタイミングを調整していきます。
タイミングバリエーター交換はこの作業が一番重要といっても過言ではありません。
非常に細かい精度での調整が必要になりますが、しっかりとセッティングができると組み上げた時にきれいに吹け上る気持ちがいいエンジンに生まれ変わります。
バルブタイミングの調整後はフロントカバーなど取り外したパーツをエンジンに組み付けていきます。
今回はサーモスタットなども一緒に交換致しました。
フロントカバー、タペットカバーとエンジンを元の形に組み上げていきます。
もちろんフロントカバーガスケットやタペットカバーパッキンなども全て交換しリフレッシュしていきます。
すべてが組みあがった後、エンジンを始動します。
メンテナンス後は一発始動!アイドリングもピタッと安定しブリッピング時のレスポンスも良くなりました。
テスト走行を行いエンジンがしっかり吹け上る事を確認してメンテナンスは完了です!
メンテナンス後はエンジンルームもピカピカでタペットカバーも鮮やかなレッドが蘇ります。エンジンルームを見るのが楽しみになりますね!
メンテナンスしたことでこれから安心してお乗り頂けます。
リフレッシュしたグラントゥーリズモでのドライブをお楽しみください!
この度は入庫頂きありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
1年点検や車検整備はもちろんエンジンオイル交換などの日々のメンテナンスからタイミングバリエーター交換やクラッチ交換までマセラティのメンテナンスはミラコラーレにお任せください!
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