グランスポルト MC-Victory カスタマイズ日記
2017年09月08日
グランスポルト、MC-Victoryのカスタマイズを行いましたので、ご紹介します。
世界限定180台のMC-Victory。日本国内には10台しかないといわれています。
そんなMC-Victoryですが更なるパワーアップのため岐阜より自走にて入庫頂きました!遠方よりありがとうございます!
カスタマイズ箇所
1,DMS ECUチューニング
2,Formula Dynamics カンビオECU
3,BERTOCCHIフロントマフラー、LARINIセンターマフラー
4,KWサスペンションキット
5,Formula Dynamics 強化スタビライザー
以上の箇所をカスタマイズさせて頂きました。
1,DMS ECUチューニング
DMSエンジンECUチューニングは低回転から高回転まで全体的にバランス良くパワーアップすることができます。
ノーマルでは高回転での加速感、パワー感が少ないように感じますが、ECUチューニングを施すことによってレッドゾーンまでしっかり加速するようになります。
また低回転においてもトルクが増すことで、ストップ&ゴーを繰り返す街乗りでも扱いやすくなります。
グランスポルト MC-Victory DMS ECUチューニング
ECUチューニングをすることによって馬力はノーマル395ps→438psとなり、43馬力アップします!
2,Formula Dynamics カンビオECU
カンビオECUの一番の特徴は変速スピードが速くなり、変速ショックも少なくなることです。また、半クラッチが短くなることから、クラッチの寿命が延びます。アクセルレスポンスも鋭くなり、その効果は走り出してすぐに感じることができます。
装着後の変速の滑らかさは一度体感してしまうと、カンビオECU無しでは乗れないと言っても過言では無いほど優れたパーツです。
カンビオECUはサブコンタイプのECUなので、万が一不具合などが生じた場合でもすぐにノーマル状態に戻すことができます。もちろんテスター診断にも影響はありませんのでご安心ください。
グランスポルト カンビオECU
グランスポルトのエンジンECUです。
エンジンECUから出ているハーネスにカンビオECUのハーネスを割り込ませていきます。
ハーネスの加工が終わりカンビオECUを装着します。
エンジン始動等のテストを行い、エラー等が発生しなければ取付け作業は完了です!
作業終了後は実際に車両を走行させ「マッピング」を行います。
カンビオECUは「マッピング」を行わないと、本来の性能を発揮できません。変速がスムーズになるまで、しっかり「マッピング」を行います。
マッピングまで完了するとカンビオECUの取付けは完了です!
3,BERTOCCHIフロントマフラー、LARINIセンターマフラー
フロントマフラーとセンターマフラーを交換していきます。
今回はフロントマフラーBERTOCCHI、センターマフラーLARINIの組み合わせとしました。
グランスポルト BERTOCCHI フロントマフラー (EURO4用)
グランスポルト LARINI センターマフラー
MC-Victoryにおいてもフロントマフラーが大きくへこんでいます。このへこみは大きな排気抵抗になっています。
BERTOCHIマフラーはこのへこみを無くしストレスなく排気が行えるようにしています。また、キャタライザー部分は高品質なキャタライザーを採用することにより、排気効率の向上を計っています。
純正センターマフラーは大きなサイレンサーが装着されています。
このサイレンサーも大きな排気抵抗であると共に、マセラティ本来のマフラーサウンドをかき消してしまします。
LARINIは左右バンクを適度にクロスさせ、同調させることできれいな高音を響かせることができます。
また今回はDMS ECUチューニングを同時に行いましたので、BERTOCCHIフロントマフラーとLARINIセンターマフラーの組み合わせは中回転域から乾いた高音を響かせます。
4,KWサスペンションキット
純正のサスペンションは、低速走行時は固くスポーティーに感じますが、高速走行時では急に粘りが無くなってしまいます。
アンダーステアが出やすい傾向にあるのでコーナーではアクセルをしっかりと開けることが難しいです。
KWサスペンションキットはオイルタンクを別に設けることによって、十分なストローク量を確保しています。
また最大の特徴は減衰力調整を細かく設定出来る点です。KWサスペンションでは縮み方向のみだけではなく、伸び方向の減衰力も調整することが可能です。
KWサスペンションキット グランスポルト MC-Victory
ミラコラーレでは車種別に研修したデータをもとにセッティングを行っていきます。
まずはノーマルサスペンションを取り外します。
必要なパーツをKWサスペンションに組み付け、減衰力のセッティングを行います。
サスペンションの組み立て、セッテイングが完了するといよいよ車両に装着していきます。
装着後、車高の最終調整を行います。
それでは装着後の車高をご覧ください。
フロント
リア
KWサスペンションの性能を最大に発揮できる様に車高を調整しました。
ローダウンしただけでなくしっかり走行性能まで追求したKWサスペンションの良さは走り出してすぐにその良さを体感して頂けると思います。
車高が下がったことにより、ホイールが内に入ってしまわないように、ホイールスペーサーを同時に装着しました。
グランスポルト ホイールスペーサーkit
走行性能に加えて見た目もしっかりカスタマイズを行いました。
5,Formula Dynamics 強化スタビライザー
KWサスペンションに加えて強化スタビライザーで足回りをしっかりチューニングしていきます。
今回はFormula Dynamicsの強化スタビライザーの装着していきます。
Formula Dynamicsの強化スタビライザーはスタビライザーの径を太くすることで高張力を得ることができます。
Formula Dynamics強化スタビライザー
まずはフロントスタビライザーを交換していきます。
純正のスタビライザーは直径は31mmです。
Formula Dynamics強化スタビライザーの直径は39mmです
しっかりと強化されています。
今回はフロントパイプをBERTOCCHIマフラーに交換しているため、マフラーとのクリアランスをしっかり確保していきます。
続いてリアのスタビライザーを交換していきます。
リアのノーマルスタビライザーは直径20mmです。
Formula Dynamics強化スタビライザーの直径は24mmです
リアに関してもしっかり強化されています。
スタビライザーは装着してしまうと外見からは見えなくなってしまいますがその効果は絶大です。
前後ロールが抑えられるので直進安定性が向上します。
パワーアップしたMC-Victoryのポテンシャルを余すことなく発揮できる足回りになりました。
今回の作業は以上で終了です!
パワーアップだけでなく足回りのカスタマイズまでしっかり行い、非常にバランスのとれたマシンとなりました!
この度は遠方より入庫頂き、ありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたします!
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