グラントゥーリズモ カスタマイズ日記
2017年08月26日
グラントゥーリズモ スポーツのカスタマイズを行いましたのでご紹介いたします。
今回カスタマイズを行うのはグラントゥーリズモの限定車、「グラントゥーリズモ・スポーツ・スペシャルエディション」です!
1957年に3500GTが誕生して以来、マセラティのグランドツーリングモデルが60周年を迎えたことを記念し、400台限定で発売されたモデルです。
ドアミラーやドアノブ、トランクスポイラーなどにカーボンパーツがふんだんに使われ、ボンネットはMCストラダーレと同じエアダクト付のカーボンボンネットが装着されています。見た目だけではなく走りも追及されたマシンです。
今回はこのスペシャルモデルをよりスポーティーにするため、山形より入庫頂きました。遠方よりありがとうございます!
カスタム箇所
1,6連LEDデイライト
2,KWサスペンションキット
3,HYPER FORGED20インチホイール
4,BERTOCCHIマフラー
5,マフラー切替バルブリリース施工
6,Formula DynamicsシフトECU
7,DMS エンジンECUチューニング
以上のカスタマイズを行いました!
1,6連LEDデイライト
グラントゥーリズモはスポーツ、MCストラダーレになるとフォグライトが無くなってしまうため、顔つきが少し寂しくなってしまいます。
フロントバンパーのダクト部分にLEDライトを装着するだけでスポーティな印象に変わります。
スイッチにて任意にON、OFFを操作することができます。
2,KWサスペンションキット
グラントゥーリズモ スポーツ、クアトロポルテのカスタマイズではすっかり定番のKWサスペンションキット。車高を自在にセッティングできるだけではなく、しっかり走行性能も追及したサスペンションキットです。
サブタンクを設けることによって、車高を下げた状態でも、しっかりとしたストローク量を確保することができます。
また、減衰力も縮み方向だけではなく、伸び方向減衰力も調整できるのが大きな特徴です。
ミラコラーレでは車種別に研究したデータを元に、減衰力をセッティングしていきます。
まずはノーマルの状態をご覧ください。
スペシャル・エディションのグラントゥーリズモにおいても純正車高はかなり高く設定されています。特にリアは拳が1つ入ってしまう程、車高が高くなっています。これではどうしてもタイヤとフェンダーの隙間に目がいってしまいます。
車高を下げ、見た目をカッコよくするだけでなく、グラントゥーリズモのパフォーマンスを最大限に発揮できる様、KWサスペンションをインストールしていきます!
車両からノーマルサスペンションを取り外し、必要部品をKWサスペンションに組み付けていきます。
減衰力のセッティングも行います。
ブッシュ類の組み着け、減衰力や車高のセッティングが完了しました。
いよいよ車両に装着していきます。
ホイールを装着し、車高の最終調整を行います。
社外サスペンションに交換をすると、メーターディスプレイ上にエラーが表示されてしまう事があります。
KWサスペンションキットではエラーが発生しない様、キャンセラーがセットになっています。
専用のキャンセラーを各箇所に1ずつ装着していきます。
車高は少し荒れた路面でも、しっかり走行できる様に調整を行いました。
純正サスペンションでは拳が1つ入ってしまうリアも、指2本ほどまでダウンしました。
下げ過ぎず、適度なダウン量としたことによりエレガントな仕上がりになりました。
走行時の安定感も増し、安心してドライブすることができます。
3,HYPER FORGED20インチホイール
ホイールは人気の高いHYPER FORGEDのHF-C7を装着しました。
サイズは純正サイズと同じ20インチをチョイスしました。
ホイールが変わると車全体の印象がガラリと変わります。
シルバーポリッシュのホイールにしたことで、足元が華やかになりました。
4,BERTOCCHIマフラー
フロントマフラー、センターマフラーをBERTOCCHIマフラーに交換していきます。
純正のフロントマフラーは触媒部分で大きくへこんでいます。
このへこみは排気抵抗になるだけではなく、高回転での高音がかき消されてしまいます。
BERTOCCHIマフラーではへこみを無くし、触媒部分には高品質の触媒を使用することにより、排気効率を向上させています。マセラティのエンジン本来のスムーズな吹け上がりと高回転までしっかり高音を響かせることができます!
センターマフラーも同時に交換することで、よりレーシーでクリアな音を奏でます。
5,マフラー切替バルブリリース施工
マフラーバルブを任意に開閉できる様、スイッチを取り付けます。
AT車の場合、ギアをパーキングに入れた状態ではスポーツモードを選択しても、マフラーバルブが閉まってしまいます。
リリース施工することで停車時、走行時の両方でバルブの開閉が可能になります。
今回は運転席から操作しやすい場所にスイッチを取り付けました。
マフラーバルブスイッチを取り付けることによってシステムに悪影響を与えてしまわぬ様、配線を加工しリリース施工を行いました。
6,Formula DynamicsシフトECU
AT車においてもシフトECUをインストールすることにより、アクセルレスポンスを大幅に向上させることができます。
吹け上がりも鋭くなり、ドライバーとクルマとの一体感が増しドライブが楽しくなります!
シフトECUはエンジンECUハーネスに割り込ませて装着していきます。
サブコンタイプのECUですので万が一不具合が発生した場合はすぐにノーマル状態に戻すことができます。
もちろん、テスター診断にも影響ありませんのでご安心ください。
7,DMS エンジンECUチューニング
エンジンECU本体にもチューニングを施していきます。
DMSエンジンECUチューニングは低回転から高回転まで非常に優れたバランスでパワーアップする事ができます。
特に低回転ではトルクが増し、ストップ&ゴーを繰り返す街乗りでは扱いやすくなります。
エンジンECUを車両から取り外し、チューニングを行います。
エンジンECUチューニングをすることによって、馬力は40馬力ほどアップします!(実測値、ノーマル444馬力から487馬力にアップします)
低回転から高回転まで、パワー感と加速感を味わうことができます!
エンジンECUチューニングとBERTOCCHIマフラーの組み合わせは、レッドゾーンまで乾いたきれいな高音を響かせます!
作業箇所は以上です!
多くの箇所をカスタマイズさせて頂きましたが、バランスがよくとても上品に仕上がりました。
見て良し!聴いて良し!乗って良し!のグラントゥーリズモでドライブをお楽しみください!
この度は遠方より入庫頂きありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたします!
マセラティのカスタマイズとメンテナンスはミラコラーレにお任せください!!
株式会社 ミラコラーレ
横浜市港南区港南中央通7-18
Tel:045-849-3031
Mail:info@miracolare.co.jp