マセラティグランスポルト 車検整備
2017年01月28日
都内在中のO様。いつも親子で仲良くご来店頂いております。
オーナー様はお父様ですが、大学生の息子さんも大の車好き。
メカニカルも詳しく整備内容に関してもキッチリ把握しております。
そんなO様親子のグランスポルトの車検整備の中から、最近クーペ系で経年劣化により発生している、メンテナンスが必要な箇所にスポットを当ててご紹介致します。
1,リアサスペンションジョイントブーツ切れ
最近新規で入庫頂くお客様の大多数の車両においてブーツ切れが発生しております。
ブーツの中は人間に例えるなら関節に該当する重要な箇所です。中はグリスが充填されており、密閉された状態に保たれた状態でなければなりません。ブーツが切れたままの状態にしておくと、砂などの異物の混入や雨天時には、グリスも流されてしまい大きなトラブルの原因となります。重要保安部品ですのブーツが切れていると車検を取得する事も出来ない箇所です。
このブーツは困った事にメーカーから、部品単体での供給が無いためアームを丸々交換しなくてはならずに、パーツ代だけで100万円近く掛ってしまいます。
当社でもメンテナンス代を抑える為に、同じ形状のパーツを探して代用しておりましたが、専用品で無いため短期間で切れてしまうことが多かった為、オリジナルで型を起し専用品の開発に至りました。
完成したパーツの詳細はこちらをご覧ください →ここをクリック←
これによりメンテナンスコストを飛躍的に抑える事が出来ております。
作業の様子をご覧ください。
破れたブーツを外して上から被せて終わりであれば良いのですが、作業はアームをバラして行うため簡単ではありません。
グリスを封入しブーツを被せるとこの通り。
あとは組立てて作業完了です。
ブーツ切れ以外に不良箇所がある場合は、この限りではありませんのでご注意ください。
タペットカバーエンジンオイル漏れ
タペットカバーからのオイル漏れが多い車種ではありますが、流石に新車から10年が経過してくると漏れている車の比率がかなり高くなっています。漏れたオイルが丁度フロントマフラーの触媒付近に垂れる事が多く失火の原因となる可能性もありますのでご注意ください。
・タペットカバーのクリーニング。
タペットカバーガスケット交換と同時に行なっているサービスがこちらです。
オイルその他の汚れで色褪せたヘッドカバーがクリーニングすると生き返ります。↓クリーニング前
クリーニングにより、新車時のような輝きに戻り、エンジンルームを見るのが楽しみになりますよ^^
ドライブベルト及びテンショナー関連も劣化によるトラブルが増えております。こちらも不動になりますのでご注意ください。
その他劣化により車全体がくすんでしまっている箇所をリフレッシュ致しました!内装のベタベタ修理とエンブレム関連と小さい箇所ですが、ここを変えるだけで車がパリッと見えるようになるコスパが高いメンテナンスです!
O様この度は入庫ありがとうございました!
次回はカスタムでの入庫お待ちしております。
マセラティの車検、点検、メンテナンス、カスタマイズ、板金、保険何でもお任せください。お問い合わせはミラコラーレまでお気軽にご連絡ください。パーツの卸販売も行なっております。
株式会社ミラコラーレ
横浜市港南区港南中央通7−18
Tel:045-849-3031
mai:info@miracolare.co.jp
毎週火曜日、第一、第三水曜日定休日
マセラティ専門店ミラコラーレ