20万キロにチャレンジ!クアトロポルテクラッチ交換
2016年11月26日
走行距離20万キロに挑戦中のクアトロポルテ。
現時点の走行距離が173,853kmと目標の200,000kmまで残り26,147kmと手の届くところまで来ました。
今回は最後のクラッチ交換にて入庫頂きましたのでご紹介致します。
先回入庫頂いた時内外装をリフレッシュさせて頂きましたので外観からはとても20万キロ近く走行している車には見えません。
又エンジン、ミッション等はオリジナルのままで載せ換えなどは等は行なっておりません。マセラティは何キロまで走行可能なのですかと聞かれる事がありますが、そのベンチマークとすべくチャレンジ中ですが、20万キロまでキチンとメンテナンスすればいけますよと自信を持って言える日が近づいております。
クラッチ交換
今回入庫となったのはバックに入らない症状が発生した為です。
バックに入れようとするとミッションは入れようと作動しているのですが、戻されるような症状が出たままバックに入りません。
この戻されるような症状が出ているときは間違い無くクラッチ板のスプリングの折れによるものです。
戻されるような感覚が無く、ギアは動いているのだけどバックに入らない時はロボタイズギアの不良かポテンションメーターの異常です。
この感覚は症例を何回も経験しているとギアを入れた瞬間にほぼ故障箇所が頭に浮かぶようになってきます^^
リフトに上げクラッチを下から覗くと・・・・・
一箇所スプリングが曲がっているのが、目視で確認します。
これでほぼ爪折れは確定しクラッチ交換作業を開始します。
爪折れしたクラッチはこちらです。
どこが折れているか分りますか?
こちらの写真になるとかなり分りやすいですね。
正解はこちらです。爪折れといっても完全に取れてしまうにでは無く根元が破損してスプリングの機能が働かなくなり
クラッチ交換作業に入ります。
交換したパーツはこちらです。
左から
フライホイール/スラストベアリング/クラッチコンプリート他
写真に写っていませんがクラッチセンサーも交換しております。
フライホイール
クラッチコンプリート
クラッチセンサー
作業を行ないながらクラッチ交換マニュアルの作成を行なっております。
オルタネーター交換
テスターにて発電量が落ちてきたので、オルタネーターも交換致しました。驚くべき事に今回が初交換です。
オルタの交換はサージタンクなどを取り外してから行ないます。
新品のオルタネーター
装着完了
今回のメンテナンスにて多分20万キロまで消耗品の交換で行けるはずです。達成の日を私達も心待ちにしております。
この度は入庫ありがとうございます!
目標の20万キロまでサポートさせて頂きますので今後も宜しくお願い致します。
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