マセラティスパイダー ミッショントラブルメンテナンスレポート
2015年12月07日
カンビオユニットのトラブルによりギアが入らなくなってしまったスパイダー。
2速以上のギアに入らなくなり、バックに入れても前進する現象で入庫頂きました。
(写真と本文は関係ありません)
通常のメンテナンスではユニット交換となり200万円コースとなってしまいますが、ミラコラーレではオーバーホールをう事で、コストを抑えたメンテナンスを実現しておりますのでご紹介致します。
改めて症状を説明します。
1,2速以上にシフトアップしない。
2,Tバーでバックに入れるとインジケーターの表示はバックになり、アラーム音も正常に動作する。
3,表示上の問題を含めエラーは何も出ていない。
4,アクセルを踏むと前進する=バック状態でもバック出来ない
以上からトランスミッション本体又はロボタイズユニットの不良が想定されます。
ミッションとロボタイズギアを切り離しテスターでギアを作動させ不良箇所を特定していきます。
不良箇所のおおよその特定が出来たら、車両からミッションを下ろしユニットを割って不良原因を見つけていきます。
ここが不良原因でした。
メンテナンスを行う為に、更に細かく分解していきます。
本来ユニット交換を行う箇所の為、故障パーツは出ません。
従って普通はバラしませんがミラコラーレは違います。
オーバーホールを始めたきっかけは、ユニット代金があまりにも高い為、故障箇所を追求したのが始まりです。
原因が分った時折角ここまでやったのであればパーツを作ってしまえ!と故障パーツをワンオフで製作したのが始まりです。
何よりもオーナ様のこれで乗り続けられると満面の笑みで帰られたのが私達にとっても一番嬉しかったです。
故障原因が出てきました。
壊れた箇所をワンオフ削り出しで製作し組込んで作業は完了です。
ロボタイズギアをバラしてオーバーホールしている会社は殆ど無いと思われます。
既に症例としてフェラーリを含めて、10例以上施工しております。
オーバーホール後の耐久性の実績も充分ありますのでご安心ください。
今後経年劣化により同様のトラブルが増えてくると思います。
通常修理では200万円コースと正直中古車の市場価格を考えるとかなり厳しい金額です。ミラコラーレではユニット交換以外の方法でリーズナブルなメンテナンスをご提案させて頂きますので是非ご相談ください。
(注)分解した結果故障箇所によっては。オーバーホール出来ない事もありますこと予めご理解ください。
マセラティのメンテナンスに関するお問い合わせはミラコラーレまでお気軽にお問い合わせください。
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