フェラーリ612 クラッチ交換
2012年09月09日
フェラーリ612スカリエッティ クラッチ交換
マッドブラックのラッピングが綺麗に決まっている、612スカリエッティ。
クラッチ交換で入庫頂きましたので、ご紹介いたします。
612スカリエッティもFRのためマセラティのクラッチ交換作業は基本的に
変わりません。
大きな差があるとすると、アンダーカバー等の補記類の脱着が大変な事だけ
です。
では作業の様子をご覧ください。
アンダーカバーを取り外します。
空力を重視しているため、ボディの底部は殆どカバーで被われています。
アンダーカバーを外すとマフラー等が見えてきます。
マフラーを取り外し
トルクチューブ、ミッションを下ろします。
左:トランスアクスル 右:トルクチューブ
F1ポンプはトランスアクスルに装着されています。
マセラティは単独でF1ポンプの交換が可能ですが、612はトランスアクスルを
下ろさないと交換が出来ないので、クラッチを交換する時に同時に施工するこ
とをお勧め致します。
ベルハウジングを取り外すとクラッチが見えてきます。
下の写真を見て鋭い方は見慣れているクラッチとの違いに気がつかれると
思います。
写真は612のクラッチ
こちらがマセのクラッチ
そうです、612はシングルプレート、マセはツインプレートなんです。
フライホイール
今回交換したパーツ一式
左:使用済みクラッチ 右:新品クラッチ
スリットの違いで摩耗度が分かると思います。
新品のクラッチを組込
ベルハウジング内のパーツを交換していきます。
スラストベアリング
左:使用済 右:新品
スラストベアリングの動きが悪くなるとクラッチのつながりが悪くなります。
クラッチセンサーを交換して、組込完了です。
ベルハウジングを組込
トルクチューブを装着しトランスアクスルと接続して完了です。
以上で作業は完了です。
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