マセラティクアトロポルテギア抜けトラブル
2012年07月12日
栃木からお越し頂きましたS様。
走行中にギア抜けが発生してしまうので見て頂けますか?と一報頂きました。
ご来店頂く途中で、ギア抜けの頻度があまりにも多く、いつ止まるか分からな
いのでと・・・・急遽積載車にて入庫頂きました。
遠方からのご来店ありがとうございます。
早速テスト走行を行うと、3速〜4速へシフトアップ時にほぼ100%の確率で
ギア抜けが発生します。
走行中にいきなりニュートラルになり、タコメーターが一気に吹け上がります。
この状態では確かに怖くて乗れません。
ギア抜けトラブルに関してのメンテナンスレポートをご紹介致します。
故障診断を行った結果
(1)クラッチ残量が少ない
(2)カンビオポンプの音が弱い=吐出圧力も低い
(3)ミッション廻りのエラー発生
車両にテスターを持ち込み、ギア抜けを行う際のパラメーターを調べます。
各部の結果を元に下記のメンテナンスを施工致しました。
1,クラッチ/F1ポンプ交換
テスターにて自己補正を掛けギア抜けの頻度は下がりましたが、完全に収
まらず、クラッチ残量も少ないため交換しております。
では作業風景をご覧ください。
マフラーを取り外します。
トルクチューブを取り外します。
トランスアクスルを下ろします。
ベルハウジングを取り外すしクラッチを取り外します。
フライホイール、パイロットベアリング
交換したパーツ一式
フライホイール、パイロットベアリングを組込、クラッチを装着します。
カンビオポンプ交換
吐出圧力が安定しなかった為交換しています。
カンビオポンプのトラブルでギアが入らなくなり、不動になりますので
ご注意ください。
左:交換前 右:交換後
クラッチ及びポンプ交換後テスト走行を実施した結果、ギア抜けは無事
なくなり納車させて頂きました。
S様遠方からのご来店ありがとうございました。
今後も宜しくお願い致します。
マセラティクアトロポルテのクラッチ交換お任せください。
お問い合わせはミラコラーレまでお気軽にご連絡ください。
TEL:045-849-3031
mail:info@miracolare.co.jp