マセラティグランスポルト カーボンシフトパドル+ビックローター
2011年06月17日
横浜市にお住まいのY様。当社オープン時から長いお付き合いを頂いておりま
す。サーキットでは武闘派の代表的な存在で活躍していますたが、最近はメカ
ニック堀口の趣味の釣りにお付き合い頂く事が多くなり海が主戦場と・・・・・
既にこのお車手を入れるところは全てカスタマイズを行っておりますが、今回
カーボンパドルシフトとリアのビックローターを装着頂きましたのご紹介致しま
す。
1,カーボンパドルシフト
以前から良いパドルシフトがあったら紹介してと依頼されていたのですが、
今回新たにリリースしたパドルを一目見て気に入って頂き装着頂きました。
以前からパドルの下側を長くして欲しいというご要望として多く頂いて
おりましたが、このパドルは下側も延長しています。
スポーツ走行時パドル位置がどこにあるか探してしまう事がありますが、それ
以上にシティユースでハンドルの下側を持って流して走行中に恩恵を感じる事
が多いはずです。
ハンドルの下側を持って走行していると、シフトチェンジの度にハンドルを持ち替える必要が出てきますが、パドルが下に長い分、持ち替えずにシフトチェン
ジが出来ますので、楽ちん運転にも最適なパドルです。
写真の通りノーマルではパドルの下側は何もありません。
2,ビックローター
キャリパーはノーマルのままで、ローターサイズを大きくするだけでブレーキの
効きを良くするのですが、マセラティの場合はそれ以外にも恩恵を受けること
が出来ます。
リアブレーキの効きを良くすると後輪がロックしやすくなりコントロールしにくく
なるのではと思われる方も多いと思います。
マセラティのリアは殆ど使われていないため、サーキットユースでもリアのパッ
トは殆ど減りません。
バランス的にもフロント側がかなり効くため、ブレーキングでフロントがボトムし
、リアが浮いてしまいます。
その状態でコーナーに入るとリアが接地しておらずアンダーが出たり、スピンしたりとアクセルがいつまでも踏めない状態が続きます。
リアのローターサイズを大きくすることで、リアブレーキもキチンと働くようにな
りフロントダイブ現象が軽減されます。
感覚的には4輪全部が路面に吸い付くような感覚になるのでブレーキの効き
が良くなると同時に車の挙動が乱れなくなり、コーナーに飛び込んだときに
リアがキチンと接地しているのが体感できるようになります。
これにより安心してコーナーに飛び込めるようになるだけでなく、コーナリング中にいつまでもアクセルが踏めずにだらだらと曲がっているのがクリップに付
くと同時にアクセルが踏めるようになるのです。
一般道においてもブレーキの効きは安全性の向上の為にもお勧めのアイテム
ですのでブレーキが・・・・・とお考えの方にお勧めのアイテムです。
写真はBigローターの上に純正ローターをおいて撮影したものです。
左の写真では少し分かりにくいかもしれませんが、右の写真で比較していただ
くとその差は歴然です。
キャリパーはノーマルでも効きはかなり良くなります。
ローター
左:ノーマル 右;BERTOCCHI Bigローター
ブレーキパットも交換します。
様々なメーカーのパットをサーキット、シティユースでテストした結果
当社一押し製品です。摩材は使用目的により都度変更を行っていますが
ローターへのアタック、効き、タッチの面で一番お勧めのパットです。
これで今回の作業は完了です。
Y様ありがとうございました。
今年は震災の影響でマセラティトロフィーが中止になってしまいましたが、
今回のブレーキ強化のテストの意味も含めて、久しぶりに是非FISCOに
行きましょう^^
Y様の勇姿をご覧ください。
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