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電話番号 045-849-3031
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記事詳細

マセラティクーペクラッチ交換

2011年06月11日

マセラティクーペクラッチ交換

都内在中のK様。いつもカスタマイズで入庫頂いていますが、今回はクラッチ
交換で入庫頂きましたのでご紹介致します。



作業内容は以下の通りです。
(1)クラッチ交換
(2)エンジンオイル漏れ修理
(3)カンビオポンプ交換

ではクラッチ交換の様子をご覧ください。


今回クラッチ交換に至った経緯は、赤信号の為停止しようとブレーキによる
減速を行っている最中にエンスト。
同時に焦げた臭いがしたと言うことでクラッチ交換を行いましたのでご紹介致
します。

1,クラッチ交換



作業時は基本的に写真に写っているパーツを全て取り外して行います。
写真右のようにトランク内も全て外します。



ミッション側




クラッチ側


トルクチューブ
ここの内部の回転軸がずれると車両側に振動が起きます。
振動の要因は他にもエンジンマウントなどが考えられますが、クラッチ交換の
際にトルクチューブは簡単に出て廻せますのでご確認ください。




交換前のクラッチ
スイカを切ったみたいな三角形が沢山がスプリングです。
中心部分に跡がついていますがこの部分をレリーズベアリングで押して
クラッチを制御します。
マニュアルシフトに乗られた事がある方はご理解頂けると思いますが
ミッションが暖まるまで本当にギアが入りません。
セミオートマの場合は、入りにくくても機械的に無理矢理入れるので
色んな所に負荷が掛かってしまう傾向にあります。
特に冬場はある程度暖機した上で、暖まってから乗ることをお勧め致します。




暖気を行わないと負荷が掛かり最悪以下の写真のようにスプリングが
曲がったり折れたりしますのでご注意ください。
ここまでスプリングが曲がっていると、クラッチが切れなくなり不動になって
しまいます。
症状としてはパドルでギアを入れようとしても入らず、ニュートラルに直ぐに
戻ってしまい不動になってしまいます。
不動の前の症状はクラッチが切れずに滑っているような感覚、又は何かに引っかかっているような感じでスピードが乗らなくなります。




ベルハウジングの中にレリーズベアリング、クラッチセンサー等が
入っています。



クラッチセンサー

クラッチセンサーが不良になると、カンビオエラー等のエラーが
発生します。外観上では不良であることが分かりません。



スラストベアリング

K様のクーペは発進時にクラッチのつながりがイマイチだったのですが
写真の一連のパーツの動作がしぶくなっていた可能性が大です。
交換後はかなりスムースに発進できるようになりました。





フライホイール

写真の通りかなり焼きが入っていました。



左:交換前 右:新品



パイロットベアリング

発進時の異音=フォーと言う音はこれが原因で発生しています。
左:交換前 右:新品


フライホイール、クラッチを組み込み


トルクチューブを組み込み



クラッチはこれで完了です。


カンビオポンプ(F1ポンプユニット)
最近又カンビオポンプ不良によるトラブルが増えています。
一時落ち着きを取り戻してきたと思えたのですが、04年式以降のクーペ
クアトロポルテ問わず発生していますのでご注意ください。

トラブルが発生すると採種的には不動になってしまいますが
徐々に表れる症状として
(1)ニュートラルから1速へ変速時1発で入らない。
(2)走行中にギア抜けする。
ここまでは良いのですが、この症状の次に
カンビオエラーが発生する。(表示は□に上に棒が付いたものが点灯する)

ギアが入らなくなり不動になるのですが、一番怖いのがギアが噛みこんだまま
止まってしまうことです。その状態ですとレッカーでの移動も困難ですので
ギア抜けとギアが入らない症状が連続して発生する場合は、安全な所に止め
てレスキューを呼ばれるのが懸命です。

テスター上でもポンプの不良は出ませんので、一番分かりやすいのがポンプ
の回転音です。聞こえないときは完全にポンプ故障。
高周波の音が低くなってきたり=回転不良、音が弱々しい場合はご注意ください。

ポンプはトランク下あたりに付いています。
写真の真ん中のがカンビオポンプです。



写真左:新品 写真右:使用済み

写真のように焼きが入り変色しているものは、今までの経験から
いくともう少しで交換のタイミングの物です。
02年モデルから05年モデルの車で、記録簿を見て交換履歴が無い場合は、そろそろ危険領域に入っていますので車に乗る前に、耳を澄ましてポンプの
音を覚えておくことをお勧め致します。







3,エンジンオイル漏れ修理
 これも最近急激に増えているトラブルですが、ヘッドカバーからのオイル漏
 れ。ガスケットの劣化によるものですが、エンジン前部からのオイル漏れ修
 理作業はかなり大変ですが、ヘッドカバー部分であればエンジンは下ろさな
 いで済みます。それでも作業時間は5時間くらい掛かります。。。
 漏れの量により作業を行うか否かを判断していますが、早めの修理をお勧
 めしている部分です。

 K様のお車も一年前は滲み程度でしたので、様子見と言うことでメンテ
 しませんでしたが、滲みから漏れになったので交換しています。











施工に合わせてヘッドカバーも綺麗に洗浄しますので
施工後のエンジンルームの中はピカピカになります。



逆バンクも交換します。





これで今回の作業は全て完了です。

納車後すぐにメールを頂きました。
「お陰様で、自宅までの約40km は快調に帰ることが出来ました。
駆動系全体がシャッキリした感じです。」

いつも本当にありがとうございます。
今後も宜しくお願い致します。


マセラティのメンテナンスに関するお問い合わせは
株式会社ミラコラーレまでお問い合わせください。

TEL:045−849−3031
info@miracolare.co.jp










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