DMS ECU チューン ランボルギーニガヤルドテストレポート/ランボルギーニ/ECUチューン/フェラーリ/マセラティ/アルファロメオ/ポルシェ/BMW/メルセデス/ベントレー/パーツ/
2009年12月05日
先日ショップニュースでお伝えしたとおり、弊社ではイギリスDMS社の国内総
代理店としてECUチューンの取扱を開始しました。
対象車種
フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、アルファロメオ、ポルシェ、メルセデス
BMW、ベントレー
ホームページでご紹介させて頂いた所、予想以上の反響を頂き多くの方が
ECUチューンに興味を持たれていることに私達も驚いております。
エアロ、マフラー等のように目に見るものでは無いので、正直効果を疑問視する方がいらっしゃるからです。
そこで実際にECUチューンを行うとどうなるか・・・・・・
テスト現場の状況を交えながらレポートします!
DMS社のECUチューンはイギリス、アメリカ、ドイツ、香港、シンガポールその
他世界各国にデリバリーを行い非常に高い評価を得ています。
しかし本物のみ取り扱う事をポリシーとしてしているミラコラーレでは、いくら評
価が高くても自分達で検証しないとリリースが出来ない方針の元、テストを繰り
返し行い自分たちの目で確認を行いました。
結果素晴らしい製品であることが確認出来たのでリリースしております。
以下にテスト内容及びエンジンフィールそしてサーキットでのテスト結果をレポ
ート致します。
テスト車両:ランボルギーニガヤルド
テスト内容
1,シャーシダイナモ測定
2,公道
・扱い易さ
・耐久性及びトラブル
・エンジンレスポンス
・燃費
・加速性能
・低速時のトルク感及びネガティブな面が消えているか
・その他
3,サーキット
・加速
・4速以上でのエンジンレスポンスと加速感
・最高速度
・扱いやすさ
以上の項目をテストしました。
1,シャーシダイナモ
ECUチューン前 493ps → ECUチューン後 541ps と
↓
48馬力UPしました。
シャーシダイナモの結果はこの通りです。
この48psがどこまで体感出来るか以下のレポートを参照ください。
(注)ガヤルドのカタログデータは520PSですが実測値はスリップによるロス
などがあるためカタログ値より低く出る傾向にあります。
2,公道テスト
シャーシダイナモで良いデータが出ても実走で体感できなければ意味がありません。
最初に市街地で、低速域を中心にをテストを行いました。
・一般道で乗りにくく無いか、
・簡単に乗れるか
・変な癖が無いかを
中心にテストを行いました。
理由として・・・・・以前のECUチューンは
ECUチューン=高回転域でのパワーだけを求める
という仕様が多かったため、常用域ではトルクが薄く発進に気を使う事が多く慣れるまでは乗りにくい仕様が多かったのも事実です。
又そんな車を乗りこなすのが偉いと間違った考えもありました。
しかし最近はレースの世界でも、高回転だけでなく、中回転域でのトルクとパ
ワーを上げることがタイムを稼ぐ大きなポイントであると言われています。
上記の内容を確認しながら公道でのテスト結果をレポートいたします。
(1)低回転域 ゼロスタートから3000rpmまで
ノーマルのガヤルドは2000rpm付近でエンジンがストールするような症状が
発生します。これはe-ギア、マニュアル共に起きるのですが渋滞中、マニュアルでは特に気を使いながら乗らなければなりません。
この現象はDMSのエンジニアも把握しておりました。
(結論)今回のチューニングでこの現象はクリアになっています。
☆アイドリング→発進・・・・
・ひっかかり又は息継ぎみたいに現象がなくなりました。
・渋滞走行中もトルクが太くなり楽に運転できるようになりました。
(2)エンジンレスポンス
明らかに違います。
ガヤルドではスポーツキャタに換装するだけで、エンジンレスポンスは良くなる
のですが、それとは比べものにならない程エンジンが軽くなります。
V10独特のトルクで進む感じを残しながらも、V8エンジンに近くなったような
軽い感じで一気にレッドゾーンまで廻っていきます。
特筆すべきは3速以上のギアです。
違いは明確になり、今までの感覚でアクセルを踏んでいくと、あっ!というまに
レブに入ってしまいます。
特に6000rpmを超えてからの加速は素晴らしく、一気にレブリミットに到達します。
エンジンもただ回っているだけでなく、トルクと速度も比例してついてくるため
慣れるまではタコメーターと睨めっこしなければなりません。
(3)耐久性
東名高速で35k渋滞に突入しテストしました。。。。。
意外に見過ごされてしまうのが渋滞時でのテスト。
車にとって最悪のシュチュエーションです。
35kの渋滞となるとエンジン、クラッチ等様々な部分に負荷が掛かるだけでな
く、何らかのトラブルが起きても不思議でない環境です。
テストで約3時間30分間の間、アイドリングが不安定になることもなく問題は発生しませんでした。
それ以上にStop&Go及びアイドリングに近い状態でのノロノロ運転が非常に
楽になっています。
テストで仕方なく渋滞に入りましたが、好んではこんな所は走りたく無いのが本音です・・・・・・・・
その他連続4時間走行、サーキット走行等様々なテストを行った結果ノントラブルでした。
(4)高速道路
詳細はサーキットレポートで報告しますが、3速以上での各ギアにおける500
0rpm回転からの加速は素晴らしいとしか言いようがありません。
中でも4速6000rpmからの加速は痺れます。
まるでターボを装着したような加速Gは、飛行機が離陸する時の様に、ドライ
バーをシートに張り付かせます。
ノーマルでも十分速いガヤルドでここまで体感できるとは思っていなかった、
というのが本音です。
全開加速時の廻りの景色が明らかに変わります。
(5)燃費
運転の仕方にもよりますが、同じ速度で走るとかなり良くなります。
満タン方式のテストですが今までと同じ速度で走ることを前提にすると
リッター4km→7kmにアップしました。
これはパワーが上がった分、同じ速度に到達するまでの時間が短くなった事で燃費が向上したと想定されます。(余計に廻さなくても良くなった)
但し装着した直後はパワーを楽しもうという気持ちが強く、今までよりアクセル
を踏み込んでしまうのが人間の性です。
その時は燃費が悪くなる事ご理解ください。
そしてアクセルオフ時のアフターファイヤーがかなり減ります。
ノーマルでは高回転でアクセルオフするとリアから「パン!パン!パン!」と威
勢良くアフターファイヤーの音がするのですが、感覚的に半分くらいになってい
ます。これは燃調が上手く調整されている証拠とも言えます。
☆街乗り総合評価
1,トルクアップにより2000rpm付近で発生するもたつきが消え、発進、渋滞
時に運転が楽になる。
2,とにかくエンジンレスポンスとパワー感がアップし乗っていて楽しい。
3,6000rpmを超えて時点からターボが効いたような加速が凄過ぎる。
☆ガヤルドオーナー様にインプレを頂きました(S様ありがとうございます!)
扱いやすくなっていることにまず驚いた。
特に発進後すぐに起きる「もたつき」というか「引っかかり」が無くなっているの
には驚いた。
エンジンレスポンスはかなり良くなり、V8フェラーリに近づいた感じがある。
そして全開で加速していく時のパワーと圧倒的な早さは凄いの一言。
今まで250kからの加速は鈍っていたのが、290kまであっというまに到達し
てしまい本当にメチャクチャ速くなってる。
一度LP560とどっちが速いか試してみたい。
ムルシェとの比較も面白いかも。との事でした。
(注)このインプレはサーキットで行っています。
サーキットテスト
FISCOに持ち込み最高速とコーナーでの立ち上がりを中心にテストを行いました。
タイヤが暖まったの確認して最終コーナーを立ち上がり、ストレートを全開に
していくと・・・・・・・
今までのタイミングより速くレブリミットに達成してしまうこと数回。
コーナーの立ち上がりでも今までのシフトタイミングより速くレブに達してしまう
ためタコメーターと睨めっこしながらの走行です。
6000rpm以上の加速感は本物でした。
ノーマルではFISCOのストレートエンドで260k〜270kだったのがメーター
読みで290kまでUP。
動画の通り220kから一気に280k〜290まで到達するのが確認出来ると思
います。
特に4速6000rpm〜5速レブまでの間はドライブしている本人の感覚は
「アッ!」と言うまの出来事でターボでも装着したのかとの錯覚に陥るほどです。
各コーナーでの立ち上がりもトルクに乗ってグングン加速していくので、慣れて
くれば一つ上のギアで攻めていくことができる可能性を感じました。
動画はこちらをクリックしてください。
如何ですか少々見にくいのですが、ガヤルドオーナーの方はスピードメーター
と見比べながら速度を確認して頂ければ分かりやすいと思います。
e-gearの変速スピードアップ
テスト車両はMTですが、e-ギアは変速スピードを速くします。
速度はスーパーレジェーラと同等になります。
対応年式は03年から06年モデルまでとなります。
次回はマセラティクーペに装着したレポートをお届けいたします!
この製品に関するお問い合わせは
サービス部岸又は野田までお問い合わせください。
Tel:045−849−3031
mail:info@miracolare.co.jp
価格:596,000円
☆只今インプレッションを寄稿頂けるガヤルドオーナーの方を募集しており
ます。デモカー価格にて装着させて頂きますのでご興味がある方は
岸又は野田までお問い合わせください。メールでも結構です。