フロント エンジン ベルリネッタ
2007年09月17日
1996年7月20日、ニュルブルクリンクのプレスルームでフェラーリが365GTB/4(デイトナ)
以来久々のフロントエンジン ベルリネッタの550マラネロを発表しました。
当時、フェラーリのフラッグシップたる512Mを凌ぐポテンシャルを持つマシ
ンとしてマラネロは開発されました。
今回、丁寧に扱われ、きちんとメンテナンスを受けてきた2000年モデルの
550マラネロが入庫致しましたのでご紹介します。
・2000年モデル(コーンズ物)
・ブルー ツールド フランス/タンレザー
・走行距離 約30000Km
・6速マニュアル
・車検 H20・9・17まで
・フィオラノ ハンドリング パッケージ
・H18・11 27000Km時 コーンズにてタイミングベルト交換済
・ナビ/ETC付
・販売価格 ¥10,500,000ー
装備されているフィオラノ ハンドリング パッケージの内容は下記の設定
となります。
・レーシングレッドキャリパー
・ドリルドブレーキディスク
・クイックレシオステアリングギアボックス
・大容量パワステポンプ
・強化ダウンサス/ショックアブソーバーECU/スタビライザー
これらの装備によりスタンダードモデルより更に安定したドライビングを
可能にしています。
・水冷65度 V型12気筒 DOHC 48バルブ
・5473.9cc(485馬力)
・最高速度 320Km/h
ピスタ・ディ・フィオラノでは512Mも3.2秒も上回るタイムたたき出した話は
有名です。
その秘密は実用域での分厚いトルクを身に付けたエンジン特性と全体の40%
近くのダウンフォースを生むというフルカバーされたフロア下面のベンチュリー
効果による高速コーナーの早さがキーポイントらしいです。
シフト リンケージにロッドを採用し、シフトレバーを短くした事でよりダイレクト
な感触になっています。
バッグを固定するラゲッジ ベルトは未使用の状態です。
室内のラゲッジ スペースとトランクを使用する事によりコンチネンタル
スタイルの旅行も余裕です。
ロング・ノーズ、ショート・デッキ、リア・エンドのダック・テール
フロント・フェンダー後端に開けられたスリット、リア・フェンダー
でホップアップしたウエストライン等は往年の250GTOやルッソ
等のスタイルを彷彿とさせます。まさしく現代のグランドツアラー
と言えます。