マセラティクーペ用のマフラーのテストを繰り返し行い、改良を繰り返しやっと製品化にこぎつける事ができました。

先日最終のテストをFISCOで行いましたのでその模様をお届けします。



このテスト車両実は走行距離が・・・・７万キロを超えているんです」
そんな姿を微塵もみせずに、まだまだ元気です！
本当にクーペになってから車両のクオリティー格段に上がっております。

定期的なメンテナンスは行っておりますが、心臓であるエンジンは何もしておりません。
ミッション、クラッチは新車時のままです。
普通の車よりかなりハードな使い方をしているんですが、私達も驚くばかりの頑丈さです。


まずは車載カメラでエンジンレスポンス、サウンドをご覧下さい。

画像はこちらから

如何ですか？基本的にエンジンはノーマルですがノーマルのレスポンスと、パワーの出方の違いが画像からも分かると思います。

外から撮影したサウンドも迫力あるGTサウンドになっております。
V８独特の切れの良さとサウンドをご覧下さい。

画像はこちらから（ヘアピン立ち上がり）

ストレートでのサウンド

実はこのマフラーの開発スタートのきっかけはお客様の強いリクエストがあったからなんです。
頂戴したリクエストの内容は
・FISCOのストレートでカッコ良いサウンドがする事。
・フェラーリ等と混走していてもサウンドで絶対に負けないように。
・多少低速トルクは犠牲になっても中高速では圧倒的な加速感が得られるように
・音質も割れるような音はNG。綺麗な音にして欲しい

マセクーペのマフラー製作で一番難しいのが、取り回しスペースが限られている事。
パイプ系を太くする事も簡単には出来ません。
更に単なる爆音にすることは簡単なんですが、綺麗な音で性能面も同時に満足させるためには
正直かなり苦労しました。
最初は単なる爆音マフラーで性能面もダメダメな状態が続き半年掛けて完成したのがこのマフラーです。
デモカーもございますので是非一度生でサウンドとエンジンレスポンスをご確認ください。
お客様からも５０００rpmを超えてからの加速感はまるでターボでもつけたかのような加速が得られるとの
コメントを頂いております。

その他お客様から多数問い合わせいただいているのが、デモカーの仕様です。
ここで仕様を簡単にご紹介いたします。

マセラティのアフターパーツは他社から殆どリリースされていないため、殆どが弊社オリジナルとなっております。
参考になる商品もないので手探りで始めましたが、全てサーキットでテストを行った上でリリースをしております。

１、サスペンション
　　ミラコラーレオリジナルサスペンションKit（アラゴスタベース）
　　車高調、１２段階調整機能付き

２、排気系
　　オリジナル　　　フロントパイプ、センターマフラー（サイレンサーなし）、シングル出しマフラー

３、ブレーキ
　　ミラコーラオリジナル　ブレンボベースF50用ブレーキKit
　　グッドリッチベースオリジナルブレーキホース
　
　　その効果はこちらの画像をご覧下さい。

　　FISCOの１コーナーでモデナを刺している動画で比べてみてください。
　　FISCOブレーキテスト動画

　　FISCOブレーキテスト動画その２


　　ブレーキホースは変えたお客様から、装着後即タッチが良くなったと好評を頂いております。
　　ノーマルのアルミでもブレーキKIｔは対応可能です。（若干ローター径は小さくなります）

４、リップスポイラー
　　オリジナルリップスポイラー
　　こんな小さなもので効くの？？？と質問も頂きますが高速道路で効果は体感できると思います。


　　
５、アルミホイール／　タイヤ
　　１９インチオリジナルアルミホイール
　　標準より５ｋ/本軽いので、その違いは走り出すと全く異質の車に乗り換えたようにヒラヒラ感が上がります。

　タイヤ：　　BS　０１R　このタイヤ耐久性もあり練習にはもってこいです。
　


７、SPARCO　セミバケット
　　スパルコにレザーを張ってマセインテリアの雰囲気を壊さないように仕上げています。
　　各色オーダー賜ります。
　　
　　

個々のパーツの詳細は後日改めてご紹介致しますが、オリジナルパーツが多いのはマセのアフターパーツが殆ど無いため自社開発を行うしか手が無いからです。
これからもお客様のあったら良いのに！の声をお伺いしながら商品開発に努めていきますので
宜しくお願いいたします。



マセは見た目だけで走りは・・・・・・と思われる方も多いと思いますが
性能面でも十二分な車なんです。