JOTA (C/NO.4088)
2007年01月14日
先日、本棚を整理していたところ1997年発行の
サザビーのオークションブックが出てきました。
今回はこの本に掲載されていたミウラ・イオタついて
少しばかり触れてみたいと思います。
1997年にサザビーにて開催されたこのオークション
は副題にも有るようにミムラン・コレクションのクルマが
多く出品されていました。ミムランとはご存知のかたも
多いと思いますが、1980年から数年間ランボルギーニ
の社主であったパトリック・ミムランの事です。現在は
スイスのオーナーが所有しているこのミウラ・イオタ
(SVJ)も近年、雑誌ROSSOにおいて取材を受けてい
ます。車輌のスペックも詳細に記述されています。
ROSSOの記事によるとこのシャシーナンバー4088は
1969年にミウラSとしてサンタガータのファクトリーから出
荷され1983年頃に外観をイオタスペックにモデファイする
為に再びファクトリーに入庫したようです。
ご覧のようにリアカウル、リアコンビネーションランプは
SVのものに変更されている事が確認できます。
また、リアパネルのJOTAエンブレムはランボルギーニ社
の公式写真時には付いておらず、後に取り付けられた物
のようです。
1台として同スペックのミウラ・イオタは存在しない訳ですが
このS/NO4088の一番の特徴はやはりフロントスポイラー
ではないでしょうか。個人的には何の素材で出来ているの
か大変興味があります。
因みに当時のオークションは270,000スイスフラン位からの
スタートだったようです。
書物又は呼名で「イオタ」という使い方は日本独自のようで
洋書や海外での会話の中では「ミウラ・イオタ」が一般的な
ようです。
次回はパーレビ国王のプライベートカーであったミウラ・イオタ
をとりあげてみようと思います。
by オオソノ