Franco Maria Ricci
2006年10月08日
美術書を中心とした出版物とダイアリーや手帳の販売しています。
このような既製のものとは別にいわゆるオーダーメードの出版物や
ダイヤリー等の扱っています。
未だに階級社会のイタリアではパーティーが日常的であり、特に
貴族社会での需要は多く、主催者側の要望を的確に把握しそれは
それは見事な招待状や席次表を製作します。
ご紹介するダイヤリーはマセラティ社がフランコ マリア リッチに
オーダーしたVIP顧客配布用です。内容が特に気に入っている
３冊をご覧下さい。
FMRの社章です。
このような化粧箱に入っております。
箱を開けると・・・・・・・・
このようなセンスの良いダイヤリーが出てきます。
シリアルナンバー入りです。
１９９５年版では近年の社史で始まります。
モデナ出身のオペラのルチアーノ・パヴァロッティ
さんがマセラティ社を訪れた時のものです。
今も現存するボーラ・コンペティツィオーネです。
バックのシトロエンSMがこの時代を象徴しています。
おそらくシトロエン傘下時代の画像でしょう。
実際には正規に販売されることはなかったクアトロ
ポルテ?です。エンジンはシトロエンSM、マセラティ
メラクと共通のV6 ３リッターのFFでした。
生産台数は諸説がありますが１３台位と言われて
います。
ミケロッティ デザインのインディです。当時、ボディは
ヴィニャーレで製作されていました。
エンジンの透視図です。ここまで来るともうダイヤリー
ではなく立派な文献です！
やっとダイヤリーの章です。まずは星座のお話し
からです。
字のへたな私は三冊とも未使用です。
私としては書物だと思ってたまに眺めています。
１９９６年版では右側ページに当時の社長である
アルツァーティ社長のサインが有ります。
この年のフューチャーはギブリカップでした。
６位入賞者までの紹介です。
１９８６年版はビンテージ・レースの紹介でスタート
普通、企業というものは赤字になるとこのようなもの
から切り捨てていったりコストを削減するのが普通
ですがデ トマソはそのようなことはしませんでした。
彼がオーナーであった時代の品質や人間性に関して
色々と批判をするかたもいますが、マセラティに救いの
手を差し伸べたのは彼なのです。私はそんな彼を心の
底から尊敬し敬愛します。