KONI FSD For AlfaRmeo
2006年07月24日
遂にアルファロメ用がリリースされました。
FSDの機構によって市街地からワイディングまであらゆる走行性シーンにおいて快適で
スポーティーな走りを約束してくれます。
FSD(FrequencySelectiveDamping)の仕組みを簡単に説明すると
「減衰力を発生させるオイルのラインが2つあるところである。」
こんな事を言われても瞬時に理解できる人は少ないのではないでしょうか?
分かりやすく一言で説明すると
「本来電子制御にてコントロールする減衰力をハードウエアのメカで自動調整
しているショックがFSDです」
技術的には
ショック内部のピストンの先端にFSDバルブがあり、ピストン側のオイルのラインと
パラレルにFSDバルブが伸び側の減衰力に作用します。
ピストンスピード、ストローク量に応じてFSDバルブが変化し自動的に
減衰力を調整する。
この機能により、走行シュチュエーションに応じて最適な減衰力を自動調整
するんです。
まだ少し分かりにくいかも知れません・・・・・・
実際に走っている状態で説明すると
・普通の道をゆっくり走っているときは柔らかめで滑らかに走れる。
・ギャップ等により、ショックに突然負荷が掛かったとき、通常のショックアブソ
ーバーの場合減衰力相応の衝撃がそのまま酷い突き上げとなり、ドライバー
及びパッセンジャーにショックとなって表れてしまいます。
これがFSDの場合、ギャップの衝撃をショックアブソーバーで吸収し軽く乗り越えられるようになるのです。
乱暴な表現になりますが、
「アクティブサスペンションの電子制御の付いてないやつ」
・・・・・・こんな感じですかね。
アクティブサスなので、飛ばす時もFSDはキチンと制御してくれます。
高い速度域でコーナーに侵入したときは、路面からの入力に対して
FSDがキチンと反応し、最適な状況を自然に作ってくれるの安心して踏み込
む事が出来るようになります。
又荒くステアリングを切った時も、足が追従しその時に一番良い状態を作ってくれるのです。
通常ショックアブソーバーを装着する際は、予め用途に応じてユーザーが一番必要とするシーンに焦点をあて減衰力を決めるため、スポーツモードを中心にセッティングを出すと、一般道では厳しい事が多々あります。
FSDは今までの説明の通り許容範囲が広いため、ファミリーユースからある程度の
スポーツ走行までセッティングを変えなくても補えるんです。
対応車種は
147、147GTA、156、156GTA、GTとなっています。
尚156スポーツワゴンはGTAを含めて適応外となります。
人気商品の為現在は予約のお客様で完売となっております。
今ご予約頂きますと次回入庫予定分をデリバリー可能です。
次回入庫予定は10月〜11月となっておりますが、諸事情により
スケジュールに変更がある場合がございますので予めご了承ください。