カタログ紹介 7号 (デトマソ編 その1)
2006年07月23日
あまり受け入れられないデトマソですが何故なのでしょうか?それは彼が今
まで歩んできた数奇な運命?エンジンがアメリカンV8だから?生前、彼は
あまり日本人を好まなかったそうですがそれでも私はデトマソを支持します。
なぜならば、ビトゥルボシリーズやトム・ジャーダデザインのオリジナルパン
テーラは彼無くしてはこの世に誕生しなかったのです。
マングスタも以外に少なく約400台で生産終了。
USスペックの場合は画像下段のハーフ・リトラクタブル
だったようです。
デトマソ・ドーヴィル(フランスのドーヴィル海岸から命名したのでしょう。映画「男と女」
に出てくるあの海岸です。)
70年のショートリノショーでデビュー後なんと89年まで生産されていた長寿モデル!
しかし総生産台数は約350台と少な目。
フォード製のV8を搭載しています。
当時、ボディスタイルはジャガーXJ6のパクリとの評価だったようです。
カーグラフィックの記事によるとマセラティの名テストドライバーのベルトッキは
顧客家族とこのドーヴィルで試乗に出かけトラックと衝突し、皮肉にも彼一人
だけが亡くなってしまうとても無念な結末になってしまったとの事です。残念です。
by オオソノ