2018年 ParisModena参加レポート4 マセラティトリノファクトリー
2018年09月16日
4日目 TORINO→ALBA トリノマセラティ工場→ワイナリー(Barolo)
スタートはマセラティのトリノ工場「Photo by Frederrik Herregods」
中に入るとマセラティらしくないスワロフスキーライクなサイン^^
工場内部には入れませんでしたのでWellcomeAreaをご紹介を致します。
まさしくウエルカムエリアです。
ディーラーCIの見本です。
ギブリとクアトロポルテが展示されていました。「Photo by Frederrik Herregods」
開発に携わった方達と思われる方達のサインが書かれていました。
「Photo by Frederrik Herregods」
コンセプトカー
そして外にはLEVANTEが2台展示されていました。
イタリアの方は気さくな方が多く、写真を撮る際多くの方が自然に肩を組んできます。
ここで自転車を乗っている時の食事に関してご説明致します。
自転車に乗らない方からすると、ランチはどうしてるいるのか謎だと思います。
日本で開催するロングライド系イベントでは、約30km毎にエイドステーションと呼ばれる休憩所が用意されオニギリ等が振る舞われます。写真は佐渡島での補給所の様子です。
ParisModenaでも一日一回は休憩があります。
ステージレースのように毎日移動している中で、私設エイドステーションで水、バナナ、エナジージェル等が提供されます。
日本の様にガッツリした食べ物は無く、フルーツとジェルみたいな感じで、他の方達を見てもしっかり食べている方は少なかったようです。日本国内で海外の方と走りに行くと、休憩もしなければ補給も摂らずジェルだけで一日過ごす光景を見ましたがあまり摂らなくても大丈夫なのは身体の作りが根本的に違うのでしょうか?
一度走り出すと日本と違いコンビニ、自販機等は一切ありませんので食料の調達が出来ません。
信号で止まる事も無いので補給は走りながら行ないます。使い慣れた補給しやすいパッケージを用意していく事も重要です。
走行中にハンガーノックになってしまったら本当に大変ですので。
海外遠征に慣れている選手から現地の補給食は合わない事があるので、いつも使っている物を必ず持参するようアドバイスをもらいましました。これが大正解!今回日本から用意していった補給食。
中でもスポーツ羊羹は今回大ヒットでした。細長いのでバックポケットでかさばらない。
パッケージが秀悦で走行中に容易に食べれる。ゴミがベトベトしにくいので食べた後に背中に納めても気にならない。
Japanese soul food=海外で恋しくなる和菓子^^是非海外遠征の際はポケットに忍ばせてみてください。
走行!
本日のコースはイタリアのトリノからAlbaまで86kmのコース。サイコンのリザルトでは距離98.52km 獲得標高886mでした。
前日のミーティングで明日は平坦コースで距離も100km程度しかなく、集団でユックリ走るから楽勝だよ。
明日は休息日みたいなものと説明を受けました。
帰国後レイアウトを確認すると60km地点で約8kmの上りで標高500mと丁度ヤビツ峠が1本分と昨日までの上りに比べれば確かに楽勝です!しかし終始ダラダラと上り続けるコースで結局は上りばっかりじゃん!と思わず口から出ましたが、ヨーロッパのサイクリスト達にとっては平坦コースのようです。
スタート前の記念撮影
肩を組んでいるゲストライダーは「アレッサンドロ・バッラン氏」。
ランプレ、BMCに所属していた経歴を持ち2008年のブエルタエスパーニャ第7ステージで優勝、その年の世界選手権でも優勝した選手です。とても気さくな方でいつもニコニコしていますが、上りではアウタートップ(一番重いギア)のまま軽やかなダンシングでヒョイヒョイと凄い速度で登っていきます。
後ろから見ていると背中に羽根が生えてるんじゃないかと思うような軽やかな自然体のダンシングは憧れます。
トリノのテストコースからスタート!適度なアップダウンがある綺麗なコースでした。
コース内の随所にエンブレムなど車好きには堪らない光景が目に飛び込んできます。
「Photo by Frederrik Herregods」
Maseratiに続きAlfaRomeoのエンブレム。これだけで何だか幸せな気分になれます。
が、昔アルファロメオディーラーの社長時代、メーカーとの交渉でこちら側が有利に動きだすと必ず言われた言葉。
「トリノが了承してくれないと思います」と必ず返答された事がエンブレムを見た瞬間頭に浮びました。
「Photo by Frederrik Herregods」
テストコースを集団で走行していると、二人が抜け出しカメラカーに向かってスプリント。「Photo by Frederrik Herregods」
それを追い後方の集団からアタック。パリに来てから一度も本気で踏んで無かったのですがこのアタックで見事に足が売切れました。アルプデュエズ、ガリビエ峠と二つの峠をクリアしても筋肉痛とは無縁だったんです。
高地に身体が順応できず心肺が先にやられてダラダラと上るだけで足を使ってなかったのですが、素敵な写真と引き替えに元気な足を手放しました(笑)
ここから最終日まで酷い筋肉痛生活を送るハメになってしまったのです。
「Photo by Frederrik Herregods」
マセラティのトリノ工場を後に目的地まで集団で走行していきます。「Photo by Frederrik Herregods」
この日初めて市街地を走行し、3日目で初めて信号を見ました。
先導車とモーターバイクが上手く連携して交差点を封鎖していきます。
周囲の車も皆協力的です。安全確保の為に場所によっては対向車も止めてしまいます。
田園地帯を上っていきます。
この日から元世界チャンプが前を引いてくれたのですが、向い風の中斜度5%までは時速25kmから30km
3%くらいで時速35kmくらいの速度で3列のトレインが淡々と進んでいきます。
皆普通に会話しながら笑顔を浮かべて走っているのですが、英語、フランス語、イタリア語、そして日本語が飛び交う集団内も、位置取りも自然に自分のポジションはこの辺にみたいに落ち着いてきます。「Photo by Frederrik Herregods」
ブドウ畑が続ます
60km経過地点から8km程かなりの斜度上り、一度下ったあと又10km程上り本日もヘロヘロながら無事ゴール。
「Photo by Frederrik Herregods」
何だかんだ本日の獲得標高は886m。確かに昨日までに比べれば半分以下ですが、走行距離96kmのうちダラダラと続く上りが86kmと地味にキツイ一日でした。
1日目 走行距離75km 獲得標高 2,234m
2日目 走行距離108km 獲得標高2,238m
3日目 走行距離99km 獲得標高886m
合計 走行距離282km 獲得標高 5,358m
毎日がサプライズの連続ですが、本日のハイライトは夜にありました。
ホテル到着後シャワーだけ浴びバスに乗り到着したのが赤ワインで有名な「BAROLO=バローロ」のワイナリー。
ワイナリーの見学。歴史等の説明を受けます。
お待ちかねワインのテイスティング。
ワインの作り方は無論の事、ブドウ、畑に対してももの凄く拘りを持って作っている事が分かりました。
静かに熱く語る姿はワインに対する情熱と誇りの賜である事が強く感じ取れました。
あそこまで自分の仕事を熱く語れるのは本当にカッコ良かったです。
テイスティング後、中庭に出るとガーデンパーテの準備がされているではありませんか!
日も長く気候も最高の時期です。スペシャルディナータイムスタートです。
昼間のようですが20時過ぎです^^
このワイナリーをアテンドした方。無論一緒に走っている方です。
日本では経験できないような本当に贅沢な時です。
きっとコンビニ弁当を食べても美味しく感じる空間の中で素敵な料理
最後にスペシャルメニューとして、マグロの卵のパスタが出ました。
かなり貴重な食材らしく、ヨーロッパの方達は大喜びされていました。お味はカラスミと似た感じでした。
この美味しい料理を作ったのが
イケメンシェフ。ミシュランスターレストランのオーナーシェフ。
「Photo by Frederrik Herregods」
最後に挨拶に出て来られた時に何処かで見た人と思ったらさっきまで一緒に走っていた方じゃないですか!
足が長くてイケメンで自転車も強い。フォームが綺麗なのでゲストライダーだと思っていました。
夜遅くまで楽しい宴は続きます。
翌日も距離は短く上りも少ない平坦コースなので楽勝だよ!と説明を受け無事夜の部も完走。
Partt5に続きます。
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