20万キロ号筑波1000を走る!大丈夫か!壊れないか?
2018年04月25日
マセラティクアトロポルテ20万キロ号サーキットインプレ
世の中の大多数の方はマセラティで20万km走るなんて信じられない。嘘でしょうと思うのが一般的な人の感覚だと思います。先日もニュースでクアトロポルテの出火騒ぎがありました。
クアトロポルテのセミオートマ車両は壊れるというイメージがありますが、キチンとメンテナンスしていけば意外に故障は少ないんです。
それを証明する為にも、今回の筑波1000に20万キロ号を持ち込み15分枠を3回全開走行しましたのでレポート致します。
サーキット走行に対応するために事前に実施したメンテナンスとカスタムは以下の通りです。
今限定で販売してホイールですがFront4.6kg、Rear3.4kg軽減することができます。
4本合計で何と!16kgも軽くなるのです。
一般的にバネ下重量の軽減はボディを軽量化した場合の4倍効果があるといわれておりますので、今回のホイール交換で64kgもバネした重量の軽量化が行えます。丁度大人一人分の軽量化となりますのでその効果の大きさはわかると思います。
バネ下重量軽減の分かり易い例として人間の靴に例えて説明されることがあります。
10kgの靴を履いた場合、重くて最悪歩けないかもしれません。
しかし10kgの物であれば持つか背負ってしまえば、10kgの靴で歩けない人でも容易に歩けるとい思います。
重いタイヤとホイール=重い靴を履いて走行するよりは軽い方が明らかに運動性はアップするということなんです。
一更に燃費が良くなるはずですが、ホイールを変える事に更に攻めた走りも可能になるため一概に燃費が良くなるとは限りません^^今回も交換した事で今までより速度が乗りブレーキの強化が必要である事を痛感する程走りが変わります。
2、ブレーキパット Front Rear
クアトロポルテは車重があるため、ノーマルのブレーキパットでは峠で少し攻めるとすぐにフェードしてしまい煙モクモク状態に陥ります。利きも悪いため一般道でも慣れるまでは自分が止まると思っている位置と10mは誤差が出て信号で止まれないと思うほどです。テスト走行でノーマルに乗るとその差に寿命が縮まるほどです。
又温度上昇によりブレーキフルードが沸いてしまいペーパーロック現象も発生も怖いです。
コーナーでブレーキが抜けてしまうほど怖いものはないですからね。今回は沸点の高いものに交換しております。
このブレーキはブレンボに依頼してオリジナルの摩材で製作したものです。
低ダストでありながら効きも抜群。ブレーキ鳴きも少なめのパットです。
今回15分×4回走行しても全く問題無く走る事ができました。
初期型のDuoセレクトは変速がもっさりしておりキレがありません。又シフトダダウン時に自分では2速まで落としたつもりでも全然落ちていない事が多く、アクセルを踏んでも回転が合わずに進まないことも良くあります。
シフトECUをインストールする事で、シフトアップは無論ですがシフトダウンで大きな差が出るんです。
半クラッチが短くなることでクラッチの寿命も延びる超お勧めアイテムです。
峠道を気持ちよく走る際にもとても有効です。
4、KW車高調整Kit
流石に18万キロも走るとショックは抜けてしまいます。この車両はKW車高調Kitを装着しておりますが、足回りを交換するだけで、車がシャキッと生まれ変わります。(純正の足回りも高いので交換するならKWが絶対にお勧めです)
この車キチンとメンテナンスしていることもありますが、クアトロポルテオーナーがこの車に乗るとあまりのシャキシャキブリに驚くのは足回りのお蔭だと思います。今回はサーキット用にいつもより10mm程車高を下げて参戦です。
この10mmが安定した走りに一役かってくれるんです。
ではサーキット走行のインプレを行います。
正直走行中に壊れたらどうしよう!これだけ走っているく車だから何が起きてもおかしく無い!と実はスタッフ一同心配しておりましたが、15分×4本 合計1時間走行しても快調そのものでした!
ブレーキが良く利きコーナーでは適度に粘り少しお尻を流しながら走ることもできました。
コースの特性上この車に間違いなく合ってない!というより走ってはだめだろうと思っていましたが十二分に楽しめます。
フロントミッドなのでとにかくコーナリング性能が高いんです。
筑波1000の3コーナー=ヘアピンではキチンとブレーキを掛けてコーナーに突っ込むと重さを感じる事無く綺麗に曲がってくれます。低速コーナーが弱そうなイメージがある車ですが、車の大きさと相反して綺麗に曲がってくれるから不思議です。車的にはアンダーステアが強い傾向にあるクーペ系より自然に曲がってくれるかもしれません。
但しトラクションコントロール=MSPをOFFにしないとコーナーの立ち上がりでアクセルを全開にしても進んでくれませんので、勇気を出してトラコンOffで攻める事をお勧め致します。
そして耐久性の面でもかなりハードな加減速を繰り返し行ってもどこにも問題が起きずに帰りもしっかり自走で帰ることが出来ました。このマシーンで他の車を追い回す事が充分出来る程です。
又今回ホイールを変えた事でコーナリング性能がかなりアップしており各コーナーでメリットを強く感じる事が出来ました。止まる、曲がる、加速するの一連の動作がかなりスムースに速くなってます。
又一番心配していたブレーキもフェードすることなく走り切ることが出来ました。
もう少しコース幅が広い所であればより楽しめるのでは無いかと思います。
クアトロポルテで安心して走る仕様を検討中の方は是非ご相談ください。
ご要望に応じてお勧めのプランを作成させて頂きます。
今回クアトロポルテで走行して強く感じたのが車をドンガラにして軽量化したサーキット専用マシーンを作りたいなと。
実は10年くらい前も検討していたのですが、とにかく軽量化してパワーを上げたら結構面白い走りが出来るのではないかと^^。
中古車価格もかなり安くなってきた今だからこそと密かに企んでおります。
クアトロポルテサウンドも良いので本当にお勧めの車ですよ!
次回はアストンの試乗記をお届け致します。
mail:info@miracolare.co.jp
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