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社名 株式会社ミラコラーレ
郵便番号 〒233-0004
住所 神奈川県横浜市港南区港南中央通7-18
営業時間 10:00~19:00
定休日 火曜日、水曜日
電話番号 045-849-3031
FAX番号 045-840-4334
メール info@miracolare.co.jp

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記事詳細

マセラティクーペ カスタマイズ+メンテナンス

2011年08月21日

マセラティクーペメンテナンス

名古屋にお住まいのY様。
マセラティクーペのメンテナンスとカスタマイズを施工させて頂きましたので、
一気にご紹介致します。



今回作業をお任せ頂いた経緯からご紹介致します。
メールでカスタマイズと車検、メンテナンスに関して現在抱えている故障箇所
のお問い合わせを頂きました。

●1速発進時にシュルシュルと鉄を擦り合わせるような異音が出るようになり
 若干滑るような感覚があるような・・・
 変速は特に異常なく現在トラブルは無い。
●不定期に後部座席方向からロンッ ロンッ!っとスチール類か?スプリング
 類?の跳ねるような嫌な音が無作為に時折なります。
 上記の症状を含め車検時にクラッチ交換が予測しています。
 ●エンジン不調
 ニュートラルでブリッピングを行うとエンジンがストールする。
 エンジンボソボソ感 
 
御社のホームページを見る限り国内でもっともクーペの専門知識が豊富に感じます。しかし当方遠方のため、単体での依頼が困難なので故障診断及び
車検もケースバイケースでしょうが一般的にかかっている費用で指示願いま
す。
 
この後数十通にも渡るメールのやりとりをさせて頂いた後、下記の作業をさせ
て頂きましたので作業内容をご紹介致します。




作業内容

1,メンテナンス関係
(1)車検整備
(2)油脂類全交換
(3)エアクリーナー
(4)ポーレンフィルター
(5)クーラント
(6)ステアリングラックブーツ
(7)プラグ交換

2,一般整備
(1)クラッチ交換
(2)カンビオポンプ交換
(3)カンビオホース交換
(4)各種エンブレム交換
(5)エンジン不調メンテナンス

3,カスタマイズ
(1)カンビオECU装着
(2)LED化
   フロントヘッド
   フォグ
   スモール
   ライセンスバルブ
(3)ローダウン+4輪アライメント
(4)BERTOCCHIアルミペダル
(5)Yokohamaアルミホイール装着

その他各部からのオイル漏れ、水漏れ等今回の作業はかなり多岐に渡って
います。では作業内容をご覧ください。


クラッチ交換

今回入庫頂く前にプレ入庫にて簡易診断をさせて頂きましたが、リフトに上げ
るとクラッチ部分からのオイル漏れが発見されました。
カバーにオイルが垂れているのが分かると思います。



カバー内を見てみると内部はオイルでベトベトの状態です。
このオイルはスラストベアリングのシールの破れ又は不良のケースが
大多数です。テスター及び目視でもクラッチの残量が少なく滑っている兆候
及びY様からも発進時の異音が報告されていることから、クラッチ交換を
施工致しました。



ではお馴染みになりましたクラッチ交換作業をご覧ください。

まずはマフラーを含め全てを取り外していきます。



取り外したマフラー


写真 左:トルクチューブ 写真右:取り外し後のフロア



左:クラッチ側 右:デフ側


フライホイールはかなりの焼きが入っていました。
発進時の異音とジャダーはクラッチが原因の一つと思われます。



交換後フライホイール。
発進時にラフな発進及び半クラッチが続くような渋滞などで徐々に
焼けてきます。



パイロットベアリング。
発進時の「ファー」という異音はこの部分から発生しています。



パイロットベアリング
パッケージに入っているので分かりにくいですが、丸いのがそうです。




交換後のパイロットベアリング



オイル漏れの原因を探していきます。
ただパーツを交換するだけでは根本的な解決にはなりませんので
必ず原因を究明した上でメンテナンスを進めております。

スラストベアリングも通常よりかなり汚れが目立ちます。



ばらしていくと、オイル漏れの原因が判明しました。
この症例も最近増えていますが、スラストベアリングのシールがずれているの
が目視で分かると思います。ここが完全に抜けてしまうと、油圧が掛からず
カンビオポンプのトラブルと同じ症状になり、ミッションが入らなくなり、不動に
になってしまいます。



黄色い枠内がオイル漏れの原因箇所です。



新品は下の写真です。
今まで使用していたのと比較するとその差は歴然です。



通常は交換しないパーツですが、シール不良が発見された場合はベアリング
サポートフランジを交換しています。



今回クラッチ関係で交換したパーツです。




クラッチ


左:フライホイール 右:クラッチセンサー




新品パーツで組み上げられたスラストベアリング



組み上げ作業中。



左:新品フライホイール装着後 右:新品クラッチ



続けてカンビオポンプを予防整備として交換します。
写真の通り外観からも劣化しているのが分かります。



左:カンビオポンプ 右:オリジナルシリコンカンビオホース
カンビオホースも経年劣化によりひび割れがかなり酷い状態です。



交換完了です。



外したパーツを装着していきます。
まずはトルクチューブ=大砲から


作業風景を見ているお客様が多いのですが、大砲装着時は皆さんカメラ片手
に撮影会が開催されます。又どれくらい重いのか?と持ち上げる方も多いの
ですが本当に想いので、下手すると腰を痛めますのでご注意ください。



堀口の顔がだんだん険しい顔に変化すると岸が応援に入り最終段階に入り
ます。





ボルトを締め付けて作業完了です。




続いて油脂類交換

クーペ、クアトロポルテDUO共にトランスアクスルの為、ミッションオイルとデフ
オイるが一緒です。従って通常の車ではそれほど管理しなくても良い、ミッショ
ンオイルを定期的に交換する必要があります。
セミオートマでは気がつきませんが、マニュアルでは交換しないとギアが本当
に渋くなりますので、オイル2回に1回はミッションオイルの交換をお勧め致し
ます。

左:交換前トランスミッションオイル 右:New Oil
色の差も凄いですが、ミッションオイルは金属粉がかなり出ます。。。。。





ラジエータ水漏れ

緑色の液体がLLCクーラントです。
今回は漏れ止め材とホースを交換することで無事止まりました^^







ステアリングラックブーツ

切れてはいませんでしたが、ヒビが入っている状況でした。
ここまでいくと切れるまで非常に早いです。右が交換後の新品です。




足回り
アッパーマウントゴムブーツ、ロアボールジョイントジョイントゴムブーツが破れでグリス漏れがかなり激しい状態です。
今回はパーツを交換せずに、シーリングとテーピングで補修を行っています。



写真左はオイルの滲みが広範囲に広がっているのが分かると思います。









サイドブレーキ調整
緩んでいる車が多いのですが、ワイヤーが伸びきってしまっていると
パーツ交換となってしまいます。
今回は無事調整で完全な状態に復帰しています。




エンジン不調
 ブリッピングするとエンストする。又吹けがイマイチでボソボソ感があるため
 テスター診断を実施しますがエラーはありません。
 エンジン廻りの補記類及び電機系に手を付ける前に基本的な点検とメンテ
 ナンスを施工しました。

基本中の基本のエンジンオイル
 最近エンジンオイルの劣化によりエンジン不調を訴える車が多いのですが
 今回は汚れが酷いだけでなく、1l程オイルも減っていました。




エアクリーナー

右の新品に対してかなり汚れているのが分かると思います。
ここまで汚れていると吸気効率もかなり悪化していたと思われます。



プラグ交換
 





以上の基本3点セットにて無事エンジン不調は直りました。



ポーレンフィルター=エアコンフィルター

最近ご紹介してから本当にあんなに汚れているのですか?と聞かれるますが
本当に汚れています。
今回交換したエアコンフィルターもこの通り。
これを見られると定期的な交換をした方が良いのが良く分かると思います。




以上でメンテナンスは完了です。
続けてカスタマイズをご紹介致します。

カスタマイズ

カンビオECU装着

マセラティのセミオートマでは、今や標準装備と云っても過言では無い
カンビオECU。

スムースな発進と変速速度がメチャクチャ速くなります。
又発進時の半クラッチの時間が短くなるため、クラッチへも優しく寿命が延び
ます。
装着後の動画はこちらをご覧ください。 →ここをクリック←

本ECUを装着してもテスター診断は問題なく行えます。



メインECUは助手席の足下にあります。



配線をメインコンピューターに割り込ませます。






装着が完了したらマッピングをして施工完了です。



LED化
 昭和のレトロな感じから脱却したいとのご要望で、以下のライト関係を交換し
 ています。

(1)ヘッドライト 
(2)フォグランプ
(3)スモールランプ
(4)ライセンスバルブ



ポジションランプ




フォグランプ


ヘッドライト




ライセンスバルブ





では点灯状態の合わせてご覧ください。

ポジション



ポジション+フォグ


ポジション+フォグ+ヘッドライト


ライセンス灯



以上でLEDは完了です。


アルミペダルセット



ノーマルのペダルはゴムで雨の日などは非常に滑りやすく、以前から
アルミペダルのご要望は多かったのですが、グランスポルト純正は
非常に高いためBERTOCCHIブランドでご用意致しました。

まずはノーマルのペダルを外していきます。



フットレストを含めて装着していきます。




アルミペダルに交換するだけで室内の雰囲気は一新します!
かなり格好良いです^^




アルミホイール

Yokohamaのホイールを装着致しました。



今回ホイールキャップをどの色にするかで一番悩みました。
お客様にも写真で確認頂いたのですが、最後はお任せで当社で
チョイスすることに。
結局全種類のホイールキャップを取り寄せ一番合う色を装着しました。
今全種類のホイールキャップがありますのでキャップ色を変えたい方はご連絡ください。

満場一致で可決されたのがこのホイールキャップ。
自然で超カッコ良いです。(このキャップ実は私達も始めた見たカラーでした)














ホイールの装着が完了してからローダウンアライメント作業に入ります。
Y様からもご要望は仕事で現場に行くことも多いので、下げ過ぎはNG。
実用性を優先しながらも見た目も格好良くお任せでとのオーダーでした。
この微妙なさじ加減が一番難しいところで、今回も車高だけで5回組み直しを
行い絶妙な前後バランスと高さに設定させていただきました。

施工前の車高をご覧ください。
フロントはかなりホイールハウス内の隙間があり、指4本が楽に入ってしまい
ます。


リアはフロントと比較すると隙間は少ないように見えますが同じく指4本分と
なり、実走においてもかなり腰高感がある状態でした。



又車高の左右差も結構あり約1cm程の差がありましたので左右でキッチリ
と合わせていきます。足回りのセッティングは自称日本一と呼んでいたのです
がY様よりもう自称を付けなくても良いですよ!と嬉しい言葉を頂きました
堀口が作業させて頂いております。
毎月10台近く足回りのセッティングをさせて頂いておりますので、本当にかな
りの台数を施工させて頂きました。
セッティング後はなんでセッティングだけでここまで変わるの?と言われるくら
い良くなりますので、足回りでお悩みの方ご相談ください。



施工後の車高



リア



もう一度施工前の写真と比較してみます。



リア



テスト走行を繰り返し行い微調整を行い足回りのセッティングは完了です。




最後の仕上げに入ります。
細かいエンブレムの剥がれ欠落したエンブレムを貼っていきます。

バンパーエンブレム。
輝きが無くなり変色していたため交換です。





何故かあるべき所に無かったV8エンブレム



そしてY様の激しいドライビングに耐えきれずに折れてしまった^^
と思われる「クーペカンビオコルサエンブレム」を交換します。









以上で今回の作業は終了です。

納車後Y様より早速インプレを頂戴致しましたのでご紹介させて頂きます。

「過去よりネットでは見たことのあるミラコラーレさんに初めて直接相談したの
 が本年6/5でした。 問い合わせに対して初回から的確な解答と的を得た見
 積書が即答で帰ってきました。 
 この店はタダ者ではない(;一_一)直感で解りました。 
 
 メールの表現だけで心配点を読み取り的確にアドバイスが降ってくる。 
 全て欲しい情報ばかり・・・返信は早いが言葉が薄っぺらくない・・・
 今回車検を始め全てのチューンを任せようと思えるようになるのにたいして
 時間はかかりませんでした。

 通算社長とのラブレター数は細かいのも含め56通 

その結果・・・
 エンジン回りリフレッシュ⇒カンビオECU投入
⇒駆動系新調多数
⇒足周りオールリセット
⇒ホイールサイズUP+軽量化 = 衝撃衝撃衝撃車(RV)ダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)衝撃衝撃衝撃です。

?圧倒的な初速レスポンスの変動:ECUチューン恐るべし(>_<)

特に1〜2速はアクセルの上澄みの2?が大変動!
ハンクラの領域が全てハイレスポンスの安定した加速域に、それ以外の
シフトでも遊びが無くアクセル戻さずの加速は以前の比較になりません。

?足周りの再セッティング:ミラコのカリスマ恐るべし
今回岡山のOさんの感想と19インチ化の変更もあったためカリスマに全て
身をゆだねました。

→結果
安定可動領域が大幅に広がり、峠などの連続コーナーで今まで見えていたライン取りが激変しました。
アウトからインのインへ差し込めて、 安定しているので1.2倍はアクセルを押しこめるタイミングもアップしました。
高速道路もタイトコーナーの多い中央道でも、高速コーナーは棄権していた
過去とは別物で安心してコーナーで千切れるようになりました。

?見た目の変化:ホイールの変更がここまで印象を変えるとは・・・

写真では上品さは伝わりませんが今回のホール変更後、交差点でのガン見率が恐ろしく上がってます。鍛造だが塗装レベルは最高で艶がレーシーさを抑え込みとどめにマセキャップブラックメタルで上品さにとどめですハート達(複数ハート)
これがなかったらちょっと下品な子になるところでしたあせあせ(飛び散る汗)

?細かなカスタマイズ:
あきらめていたサイドブレーキも復活!!
昭和の匂い漂うオレンジライトを一掃!平成マシーンの匂いが降臨しました!(大幅な視認性UPで夜間高速走行が可能に)

総合すると
整備前:セダンの動き
整備後:スポーツカーの動きが可能にまりました。
 
正直この車にスポーツを求めてはいけないと言い聞かせていた手前・・・ここまでの激変には感動の嵐です。ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)

昨晩、峠で散々ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ウハウハして、
高速道路で先日の横浜帰りとの変動にハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ウハウハして、 

最期の国道でフロント横並びになったBMWのM仕様・・・
横についてから気がついたので正確な年式が解らない・・・
ホイールのリムの深さからしてタダ者ではないあせあせ(飛び散る汗)
ただ多少高年式の匂いも出てる・・・
ブイブイマフラー吹かしてるブタ
 マセがアクセル戻さないとどれくらい張り合えるか試してみるか・・・・

ぶっ千切るとはこういうことを言うのだろうか。
300Mほど差が開いた時点で相手がアクセルを抜いたのがバックミラーで手に取るように解った。

この瞬間、誰がなんと言おうが今回のカスタマイズに一円の無駄がなかった事
を確信した指でOK 
ここまでたどり着けたのは全国で類をみないミラコラーレ社のカリスマスタッフ
のおかげであり、一人一人のスタッフの『納得』という品質のレベルの高さの
おかげである。

ただの走り屋ショップと一線を引いた車好きのショップ・・・
そこには小さなこだわりへの共感と恋人プレイ並み接客が存在し心からそこ
にはイタリヤ車の楽園があることを実感しました。
通える距離の皆様は環境に感謝が必要です<(_ _)>本当にうらやましい



Y様この度は本当にありがとうございました。
今後も宜しくお願い致します。

マセラティのメンテナンス、カスタマイズに関するお問い合わせは
株式会社ミラコラーレ
TEL:045-849-3031
mail:info@miracolare.co.jp
まで遠慮無くお問い合わせください。

遠方のお客様の場合陸送での受け入れも行っております。
施工時はメールで写真を見ながら整備箇所をご提案させて頂きながら
作業を進めていきますのでご安心ください。






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