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社名 株式会社ミラコラーレ
郵便番号 〒233-0004
住所 神奈川県横浜市港南区港南中央通7-18
営業時間 10:00~19:00
定休日 火曜日、水曜日
電話番号 045-849-3031
FAX番号 045-840-4334
メール info@miracolare.co.jp

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マセラティグランスポルト強化スタビファイナルインプレッション

2011年05月11日

マセラティグランスポルト強化スタビインファイナルプレッション



既に2回ほど強化スタビのインプレをいただいているS様より、ファイナルの
インプレを頂きましたのでご紹介致します。


過去のインプレはこちらをご覧ください。

1回目 市街地編
2回目 箱根編



今回は軽井沢ワインディング(特に下り)についてご報告します。

− 正に on the rail −

今回、軽井沢インターを出てから軽井沢町へつながる峠道と軽井沢町内の
何か所かの山道(道幅5m以下;中央線なし)を走ってみました。

ここは私がこの強化スタビを購入するきっかけとなる”怖いロール”の体験エリ
アで、長年走ってきたここでこそようやく本当の比較インプレができます。

まず、軽井沢インターからの峠道ですが、ここは道幅の広い、よく路面が整備
された峠道で、軽井沢に高速道路で行くなら避けて通れない峠です。
コーナーのRは大きく、スキーでいえばパラレルでグーッと踏ん張って長い横G
のかかるタイプの峠で、箱根のような細かいカーブの連続や路面のアンジュレ
ーションがある峠ではありませんので、回転性というよりもボディとシャーシと
足回り全般とエンジンの出力のバランスを見るにはとても良い道だと思いま
す。(しかも箱根と違ってタダです)



道幅が広く、Rが大きいので、ここでは登りも下りもブレーキを使う頻度はかな
り少なくできます。
その代り、カンビオでのこまめなギアチェンジで加減速(前後方向のGコントロ
ール)を行いました。これが楽しいです。

下りでも、ブレーキを当てるとしたらシフトダウンのショックを和らげるためにカ
ツーンと入れて、ブリッピングの音を楽しむ感じですか・・・。
(ちゃんとブリッピングさせたかったら、ブレーキをカーンと踏んだほうがいいこ
ともわかりました)

登りについては、箱根のような登り勾配が大きく曲率が小さいカーブではない
ので、アクセルONで上を向くような(スクワットの)印象はあまりなく、外側への
大きな横Gを感じつつ、クリッピングを目指して入り口から踏んでいく感じでも
ニュートラルステアで安心して走りきれました。

若干、ステアリングフィールが弱いのは、後ろ荷重になっているせいで仕方な
いと思いますが、それでも前には明確だった「急にすっぽ抜けそうな頼りなさ」
はなくなり、オーッと加速しながらの横Gを楽しめました。

同じ峠の下りについては、ノーズのダイブも気にならず、しっかり水平気味に
前2輪が接地して横Gを稼いでくれ、シフトダウンで減速気味にコーナーにアプ
ローチして、グリップを確認できたらアクセルを開けていきましたが、視界も斜
めにならず、ラインは思ったよりも内側に切れていくくらいで、100%別の車と
いって過言ではない動きに変わりました。

イメージよりも内側に切れ込んでいくのは、オーバー気味なのではなく、以前
のアンダーイメージがあるので、アクセルを踏みながら私がさらに(怖くて)切り
増ししているのだと思います。それで、クリッピングでは路肩寄りの砂やレール
のあるところまで行きそうなので、ステアリングを少し戻すようなことをしてしま
いますが、ロールの揺らぎ(揺り戻し)はなく、しっかりと軌道修正してくれまし
た。ステアリングフィールはしっかりしており、下りでしっかり荷重がかかってい
るからか、重さも横方向のG(滑り感)も別の車のようによくなりました。


私はGSのステアリングフィールが、特にカーブで軽く、ちょっと切りすぎると、
すっとGが抜けてしまいそうで怖かったのですが、その原因はコーナリング時
の接地不足によるものではないかと、今回初めて実感しました。

というのも、このスタビを入れてからのステアリングリングフィールは大幅に改
善していたのですが、今回の大きな横Gのかかる大きなカーブにおいて、ステ
アリングフィールが分厚く(重く)なったことを実感したからです。
これまでの不安なフィールは、左右の接地バランスが大きく偏って、結果として
実際に接地している荷重面積の合計がだいぶ減ってしまっていたから、正直
にそれが”軽さ”として伝わってきたのではないかと思うのです。

今回は、しっかり4輪とも接地しているので、荷重面積のロスも少なく、タイヤ
がちゃんと踏ん張れているので、それがステアリングフィールにもしっかりした
抵抗感を伝えてきたのではないかと思うのです。

つまりステアリング機構そのものには問題なく、きちんと正しい情報を伝え
てきてくれており、スタビによってサスジオメトリが安定した接地になることで、
それに応じたしっかりとしたフィールを正確に伝えてくれているだけで
はないのでしょうか。

金額としては安い買い物ではないですが、ステアリングフィールに不満のある
方は、改善にこれだけで済むのなら、という意味では十分に価値があると
思います。

これで、ようやく、目(視界)も耳(エンジンと排気音)も手(ステアリングフィー
ル)も足(アクセルワーク)も安心して楽しめるような車になりました。

ボディも小さくなく、4シーターで、車重も軽くはない車なので、細かなワインディ
ングよりは、こうした大きなコーナーの連続のほうがあっているのではないかと
思います。(M3や911よりもいいかもしれないですね)




次は、道幅の狭い本当の山道で、いつ対向車がどの程度のスピードで来るか
全くわからない、ブラインドだらけのくねくね道(ただし、箱根のようなアンジュレ
ーションはない)ですが、そんな、路肩に砂が浮いていることの多い道でも、か
なり安心して切り回せるようになりました。

これもフロントの左右バランスがよくなって、左右トータルの合計グリップ力
が大きく上がって、かつバランスもよいため、全体での余裕(マージン)が増え
たせいだと思います。
もちろん、視界が斜めにならないので、on the railで走れる信頼感と相まっ
て、ただでさえ見にくいブラインドで(中央線もない)曲率の小さなカーブにお
いて感じていた、外へ大きくはらんでしまうのではないかという”怖さ”はほぼな
くなりました。



今回のインプレを通じて、一つはっきり言えるのは、変速時間が長くかかるノ
ーマルモードとそのダンパー設定時でも、大きくドライブフィールが変わったこ
とです。
私の言葉で言わせてもらえれば、ノーマルモードは低速から高速まで「滑らか
な走り」になり、これはこれで十分にエンジョイできるクオリティになりました。

また、スポーツモードでは、「しなやかな走り」になり、フェラーリやポルシェのよ
うなハードな走りの質感ではない、マセラティならではの高貴さのある走りの質
感を見事に表現してくれていると思います。

この【滑らかさ】や【しなやかさ】は、ぜひ一人でも多くのマセファンに体感して
いただきたいと思います。

なぜか最近はノーマルモードの乗り味も好きになってしまい、安心して滑らか
に飛ばして楽しめることに気がついて、スポーツモードは一人の時に、ノーマ
ルモードは家内との時に使って楽しんでいます。
ノーマルモードの良さは、隣に乗っている家内の頭がシフトチェンジする都度
に前後に動くことなく、円やかに高速運転できることであり、改めてその使い道
を発見できました。

いずれにせよ、私のような素人にも、相当楽しく安心して運転できる車に変身
したのは間違いないです。一人で噛みしめるには美味しすぎるので、少しでも
多くの方とこの体感を共有したいです。

私は、もっとマセラティとGSが好きになりました。


S様インプレありがとうございました。

今回インプレを頂いた製品はこちらになります。
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お問い合わせは
TEL:045−849−3031
mail:info@miracolare.co.jp

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