最初で最後かもしれません・・・・・
2007年09月16日
近頃ではガンディーニ デザイン時代のクアトロポルテでミントコン
ディションの個体に出会う事も少なくなりました。
そんな状況に哀れみを感じたのか、天からマセラティ兄弟が私
達に素敵な1台をプレゼントして下さいました。
そのクアトロポルテがこれです。
詳細は下記となります。
・2002年式
・マセラティ クアトロポルテ エボルツィオーネ V8 セリエ スペチアーレ
・コーンズ物
・クアルツォ ドロミテ/ベージュレザー
・車検 平成21年6月25日
・走行距離 2700Km
・V8 DOHC 32バルブ インタークーラー付 ツインターボ336馬力
・インダッシュナビゲーション、ETC装備
・価格¥5,950,000ー
まさに極上物の2700Kmという信じられないミントコンディションの
個体が入庫しました!
このセリエ スペチアーレというモデルはマセラティのインポーターで
あるコーンズがマセラティ社に限定50台のスペシャルオーダーを掛
けて製作されたものです。
1台1台に上記のようなデディケーション プレートにシリアルナンバー
が与えられます。
実車はご覧のように43台目という事が確認出来ます。
上記3カットは今は無きコノリー社のコノリーレザーをふんだんに使用
した内装です。
ラサール製のナツメ型ゴールド時計もこのモデルで復活しました。
このモデルではリアドアにエンブレムが装着されておりエンブレムと
同寸の凹みをドアパネルに作りはめ込むという凝った造りをしています。
シルバーに塗装されたキャリパーもこのモデルの特徴です。
スピードメーターはフルスケール300Kmです。実際300Kmは出ません
がクルマ造りにはこのような心意気が大切だと思います。
リアシート後部にはロールタイプのサンシェードがセパレートで装備され
ています。
中央のハイマウントストップランプも安直な樹脂タイプの物を付けている
のではなく、丁寧にレザーで包んで縫製されています。このようなセンス
は他メーカーではお目に掛かる事はありません。
シフトインジケーターも車内にマッチしたデザインです。
内外装問わずそこかしこにイル トリデンテがセンス良くちりばめられています。
チジミ塗装で仕上げられているヘッドカバーも熱による剥離等は見当たりません。
真横から見るとリアフェンダーのスパッツのデザインがカウンタック同じ
ことからマルチェロ ガンディー二の作品という事が確認できます。
ヴィトンのバッグがメルセデスならば、マセラティはボッテガ・ベネタの滑ら
かなめし革の革紐を用いた編みこみバッグのような繊細かつ優美なもので
あると言えます。
上記の2点は販売当時のコーンズが製作したリーフレットです。セリエ
スペチアーレ単独のカタログは存在せずスタンダード モデルのカタログ
と併用していました。
販売当時のプライスタグは¥11,150,000−!でした!
本当に程度の良いクアトロポルテをお探しの方は是非ご覧ください。新車
と言っても過言ではありません。後悔される事は無いと思われます。
私達がご案内出来るのもこの紹介文の題名のように最初で最後の1台に
なるかもしれません。
次にはいつ同じようなコンディションのクアトロポルテが皆様にご案内でき
るのかは残念ながら私達にも分からないのです。
どうか至極のクアトロポルテを手に入れてください。