マセラティギブリQ4グランスポーツカスタマイズPart1 車庫調+アルミホイール編
2020年04月25日
マセラティギブリQ4カスタマイズPart1
オリジナル車高調整Kit+ワンオフアルミホイール編
横浜市在中のK様。ギブリをオートサロンに出せるレベルまでカスタムしたいと新車を買われてすぐにご来店頂きました。
打ち合わせさせて頂きながらカスタムを行ってきましたが、グランススポーツは出たばかりと言うこともあり、ご希望されるパーツが無いものも多く、無いものに関しましてはゼロからコツコツと作りました。
まだ100%の仕上がりではありませんが、お披露目出来るレベルまで仕上りましたのでご紹介いたします。
スタイリングだけでなく、乗っても最高な偽不利を目指し作り上げた逸品です。
SQ4は2WDモデルと比較すると同じパワーでありながら、トラクションの掛かりが良いため、同じパワーのギブリSで併走した時、気を抜くと千切られてしまうほど走りに差が出ます。
しかしカスタムとなると足回り含め特殊な仕様が多いため簡単にできない車でもあります。
今回はそんなギブリSQ4グランスポーツをワンオフパーツ開発を交えてカスタムしたのでご紹介いたします。
完成形はマセラティギブリスペシャルエディションと呼べるほど自然でカッコよく決まっております。
☆カスタム箇所
(1)足回り・車高調整Kit
BERTOCCHIワンオフ車高調Kit(Q4専用)
(2)アルミホイール
BERTOCCHIワンオフアルミホイール 22インチ
(3)排気系
フロントマフラー+センターマフラー+切替バルブ付ワンオフチタンテールマフラー(全てBERTOCCHI)
(4)フロントリップスポイラー
BERTOCCHIグランランスポーツ用ドライカーボン製
(5)トランクスポイラー
BERTOCCHIドライカーボントランクスポイラー
(6)ラッピング(カーボンラッピング)
フロントリップ、サイドスカート、リアデフューザー、トランクガーニッシュ
(7)カーボン小物パーツ
フロントグリル、ドアノブ、フェンダー3連ダクト
(8)エンブレムペイント
各種エンブレムブラックペイント
今回カスタム箇所が多数あるので、数回に分けてご紹介していきます。
初回はオリジナル車高調整Kitとワンオフで製作したアルミホイールからご紹介いたします。
☆車高調整Kit
ギブリQ4の車高調整Kitは主だったメーカーを含め未だどこからも発売されておりません。
以前製作したクアトロポルテQ4の時から随分時間が経過しているので、調べてみたのですが、どこからも発売されていなかったため、今回もワンオフで作らせて頂きました。
・Q4の純正の足回りの構造をご覧ください。
なぜQ4の車高調整Kitが販売されていないのかを理解して頂きたいからです。
下の写真を見ればその理由は一目瞭然です。
ドライブシャフトを逃がすため、ショックのケース下部に湾曲したアームを取付けるという、まるで高校の技術実習のご如く方法で無理矢理つけております。そう基本設計に失敗してどうしてもつかないから無理矢理つけている強引な手法です。こんな仕様ですので、一般的な車高調Kitは当然のことながら取付できません。
クアトロポルテQ4の時もご紹介しましたが、今回も気絶しそうになりました(笑)
なんでこんな形状のままで開発の許可を出すのでしょうか?????
私が決済者であれば関連部門を集めてもう少し考えようよと!指示を出します。
さらに分かりやすく説明すると。
黄色の線で囲まれたドライブシャフトを交わす為に、ショックアブソーバーのケースを湾曲させて逃がしています。
初めて見た時はかなりビックリしました。これではコストが掛かかる割に、販売台数も少ないので専用品のリリースできませんね。ミラコラーレとしても型を作ってしまったら採算を取るため価格は上がってしまいますので、ワンオフ扱いで製作しております。
外したノーマルの足をご覧ください。下の部分が三日月の様になっているのがわかると思います。
持ちやすい様に作られておりますが、武器だったら筋トレの道具ではありません^^
こちらが今回製作した車高調整Kit。
仕様はKWと同じくバンプ(縮み)、リバンプ(戻り)と両方向の減衰力の設定を可能にしています。
設定は幅はバンプ=縮みが22段階 リバンプ(戻り)12段階としております。
当社のHPをご覧頂いている、ミラコフリークの皆様には、今更説明する必要も無いと思いますが、リバンプ機能は乗り味の大きな違いが出る部分です。
そしてサブタンクを設けることで、ケースが短くなった分不足するオイル容量を確保しています。
サブタンクの有無がリバンプ機能と相まってより性能を向上させています。
コスト面を考えると、この二つの機能がなければかなり下げることも可能になります。
装着前のノーマル車高をご覧ください。
フェンダーアーチとタイヤの隙間がかなりあり、リアは拳が一つ入ってしまうほどです。
施工前Front
施工前 Rear
こちらもほぼ拳一個分の隙間がありました。
オーナー様よからは普段使いもしっかり出来る範囲の車高にして欲しいと要望を頂いておりますので下げ過ぎずの範囲でセッティングしています。
☆アルミホイール
お客様から既成のアルミホイールを装着したいとオファー頂きましたが、ご要望事項を実現するための追加オプションが多岐に渡った事で、メーカー側が対応困難との回答から、デザイン的にもコスト的にもワンオフで製作した方が良いとの結論になりワンオフで製作しております。
お客様のご要望は好みのデザインにした上で
・リムは限界まで深く
・カラーリングは色分けを行い、ワンポイントでトリコロールカラーを入れる。
・ピアスボルトはゴールド
・デカールを入れる
・スペーサーを入れずにツライチになるように
これを実現すべく、製作に入りましたが、これだけの項目を取り入れたアルミホイール。
極悪なホイールを想像されると思います。
私達もかなりお下劣な出来上がりを想像しピアスボルトなどの色合いな等など試行錯誤した結果、予想以上にオシャレな仕上がりなりました。
☆フロントホイール
フロントにしてはかなりリム幅も取れました。
デカールは製作時に貼り、上からクリアを吹いているので洗車等でも剥がれる事はありません。
そして悩みに悩んだトリコロール
正面から見た時にうるさくなりすぎないようにしております。
スポークのサイドと内側をペイントする事で斜めから見ると現れる、オシャレなジャケットやマセラティ、フェラーリのシートのステッチをイメージしてペイントしています。
当初リム表面のみをペイントしたのですが、小さすぎで目立たないので再施工した部分でもあります。
☆リアホイール
とても嬉しい事にお客様からミラコラーレのロゴを入れたいと、、、、、、
熱い思いを形にさせて頂きました。
私も満面の笑みで記念撮影。
トリコロールカラーは4本とも入っております。
いざ装着!
車高もいい感じです。
かなりかっこ良く決まりました。
後ろ姿も素敵です。
まだまだカスタム箇所はありますが、今回はここまでとし次回に続きます。
この車両の紹介を動画でも製作しておりますので、完成次第Youtubeにもアップさせて頂きます。
マセラティのメンテナンス、カスタマイズはミラコラーレまで何なりとお問い合わせください。
この世に存在しないパーツも「あったらいいな!」を形にしていきます。
☆10年以上サボっておりましたYoutube再会。。。。。再開しましたので是非ご覧頂きチャンネル登録頂ければ幸いです。 Youtubeミラコラーレチャンネルはこちら→ここをクリック←
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